はてなミント

音楽について書きますー

2023 下半期 楽曲10選

2023年下半期って20日くらいしか無かった?私が何もしてないだけ?

気づけば1月も中旬。早すぎ。

上半期のやつ↓

2023 上半期 楽曲10選 - はてなミント

 

***

 

アルバム9選

 

  1. XIIX - XIIX
  2. dig saw - 黒子首
  3. PILOT ‐ 多次元制御機構よだか
  4. 12 hugs (like butterflies) - 羊文学
  5. 印象万象有象無象 - パスピエ
  6. THE GREATEST UNKNOWN - King Gnu
  7. 哀愁演劇 - indigo la End
  8. THE BOOK 3 - YOASOBI
  9. peanut buttersⅡ - peanut butters

トップ3枚はかなり悩みましたが、最終的には再生回数が多い順に。上半期に比べるとどうしても「これ大名盤…」というのは少なかったし、進んでアルバムをリリースしないアーティストも増えたなという印象。そんな中でもこだわってアルバムを作ってるなと感じるのは特に「XIIX」「12hugs (like butterflies)」「印象万象有象無象」あたり。King Gnu のほとんど既存曲なのに飽きずに聞かせる仕掛けも大好きでしたし、全曲強い「dig saw」「PILOT」もよく聞きました。

<2023下半期ベスト繋ぎ>
1位 シトラス~あれ~まばたきの途中(feat. 橋本愛)(「XIIX」より)
2位 SUNNY SIDE UP~雨燦々~BOY(「THE GREATEST UNKNOWN」より)
3位 ばっどどりぃむ純喫茶~無問題(「dig saw」より)

 

 

楽曲10選

ラクラ - Ado

クラクラ

クラクラ

  • Ado
  • J-Pop
  • ¥255

確実に1回見たことある問題だよな?おかしいな?となった曲。「田淵曲を聴いたときのそれ」を感じました。

ミックスナッツの後釜ということで、バンド×ホーンの華やかなサウンド、ハイテンポポップなメロという王道アニソン。Cメロでクールダウン→転調、2サビに…行かない!、落ちサビ半音下げ、といったポイントを網羅しているのがすごい。し、meiyoさんの作曲の振り幅の広さに脱帽です。

 

TEDDY - Q.I.S.
TEDDY

TEDDY

  • Q.I.S.
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

北澤ゆうほさんのソロプロジェクトとして始動したQ.I.S.の第一弾の楽曲。マジで音楽を続けてくれてありがとうしか言えない、音楽に縋って生きている人だけに通じる魔法のようなものを感じます。

the peggies 時代からミックスやアレンジの面では変化がありますが、突き抜けるようサビと透き通るようなボーカルは健在。「それでも僕は歌い続けるよ」といったまっすぐな歌詞が頼もしく思えます。

 

曲名 - 多次元制御機構よだか
曲名
曲名
  • 多次元制御機構よだか
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

脳死で良い曲~っつって無限にリピートしちゃうくらいには「脳より先に心が反応するタイプの好きな曲」です。

こういうバンド(バンドなん?)って意外とありそうでなかったというか、ロックと声優音楽のいいとこどりみたいな印象を受けました。ライブではやんないんだろうなっていうリードギターとかサビ頭のキラキラとか、音源の完成度が異次元。

「AメロのAはAbilityのA」とかいうムツムロアキラを感じる歌詞が好き。

 

LEAP HIGH!~明日へ、めいっぱい~ - PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS
LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜
LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜
  • PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

日プ3話で見るのストップして最終話だけ見たから「あらまあこんなにかわいくなって…」と親戚のおばさんみたいな感情しか生まれなかったという話は置いといて、めちゃくちゃ好きですこの曲。メロが良い! 時代に寄せながらもちゃんとJ-POPっぽさがあって、上手い歌が映えるというバランスがすげえと思います。

Aメロ(待ってたの~) D→D on C→G on B→Gm on B
サビ(私を見つけたこと~)D→→F→→D on G→→A

サビ頭一瞬だけマイナーから借りるやつ良すぎ!あと、わくわくしたいのラップの裏でAugみたいなの鳴っててキモくて好きです(雑)

 

ばっどどりぃむ純喫茶 - 黒子首
ばっどどりぃむ純喫茶

ばっどどりぃむ純喫茶

  • 黒子首
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

レトロ感あるサウンドと「純喫茶」という歌詞のすさまじい一致!

小説チックな情景描写もさることながら、どこか俯瞰的な、達観した目線の歌詞がなんかわかるというか、別れるときって意外と冷静で余計なことばっか考えるよねという温度感に共感します。「わざとらしくコーヒーを飲むペース落としたの」「あいすくりぃむも泣いてる」というキュートな歌詞も好。

「これが最後だと思う♪(休符)これが~」と1小節まるまる休符にするからこそ、メロの美しさが際立っています。

 

いけないfool logic - UNISON SQUARE GARDEN
いけないfool logic
いけないfool logic
  • provided courtesy of iTunes

言うことないですよ~

ピアノもホーンもストリングスも全部入れちゃえの精神から一転、2Aのピアノが際立つアレンジが好好好。からのshake the world テンポ変わるゾーン、からの強引な「平行線のランデブー」復帰ゾーンも愛おしいですよね。

 

生命体 - 星野源
生命体
生命体
  • provided courtesy of iTunes

好きすぎ!

ピアノベースドラムのセッションに歌とサックスが乗っかって、ポップソングに着地できるのってマジで星野源だけだと思います。世界陸上のテーマソングということで、疾走感をこの楽器構成で表現するのか!という感動と、「命は足掻く 死ぬな 研ぎ澄ませ」とまっすぐな歌詞に心打たれまくり。

MV観て!↓

youtu.be

齋藤飛鳥星野源が交わるなんて夢???

 

グー - ハンブレッダーズ
グー
グー
  • ハンブレッダーズ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

結局ロックバンドが好きなんだな…となる曲。グーって英語でRockだし←良すぎ

カノンコードのとこでカノンロックのギター入ってる!って意図的か分からないけど反応しちゃいますよね。「軽音部っぽさ」ってことなんだろうけど、こういう自叙伝的歌詞がグッとくる。

 

more than words - 羊文学
more than words
more than words
  • 羊文学
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

「羊文学にしか鳴らせない音」を極めたような楽曲、鳴ってない音や空白とか奥行きまで含めて「羊文学の音」になってるのが本当にすごい。

Aメロ、ギターのアルペジオだけ三連符という独特な浮遊感。まったく違うシンコペーションのギターと表現力の塊みたいなボーカル、それを支えるリズム隊も頼もしさがあります。

2Aのクローズハイハットとスラップの掛け合い好き。「振り出しに戻して」の後のギター「ジャジャッジャッジャジャジャ」に被さるゴリゴリのベースがバンド良すぎ~となる(なりません?)

「いつからか失敗を避けるのにむきになって 本当に欲しいもの諦めて何がしたいか 見えなくて見過ごして絶望だけ得意になって それをもう手遅れと決めるにはちょっと早いね」←志木美鳥?

 

 

花 - 藤井風
花
  • 藤井 風
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

「みんな儚い みんな尊い」「いつの日かすべてがかわいく思えるさ」

もはやこれを聞いたら脳内で椿ハウスとあの4人が浮かび上がってきて困るのですが、この曲の持つ独特の温度感というか、心許せるようなぬくもりを内包した曲だなと感じています。

 

***

おしまいです。

2024年、UNISON SQUARE GARDEN 20周年、楽しみは尽きないですね…

過去の10選貼っときます

2023 上半期 楽曲10選 - はてなミント

2022下半期 アルバム&楽曲10選! - はてなミント

2022上半期 アルバム&楽曲10選! - はてなミント

2021下半期ベストアルバム10 - はてなミント

2021年下半期ベストソング10 - はてなミント

 

それでは!

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023 ''Ninth Peel'' next 福岡公演 ライブレポート

抹茶ミントです。お久しぶりです~

Zepp Fukuoka でのユニゾンのライブ、早速書いていきましょう!

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SE 絵の具

翌日が休日である平日の夜に行くライブハウスほど人生に潤いをもたらすものは無い(当社比)

Zepp Fukuokaは1階席のキャパが1500と狭めなので後ろでもちゃんと見れるのが最高。3つ目の柵ギタボの正面に陣取って待機。

 

01.スカースデイル

「君の心迷わないように ほんの少しの傷をつけたら」

SEに被せて弾き語りの歌い出し。いかにもやりそう~~な演出が見事実現したという感覚だし、不遇曲清算ツアー(?)を象徴するような幕開けだった。「ライブハウスの1曲目」感がしますよねしませんか?

20周年を控えて「僕らはどこへ行こうか」「始まりの朝はすぐそこまで」もなかなか粋だな、と。

こころの奥のもっと奥の…のところのラッパー斎藤宏介さん

 

02.天国と地獄

UNISON SQUARE GARDENです、ようこそ!」→いつものイントロ→「天国と地獄っ」

2曲目で現実に揺り戻すセットリストは健在。ジャキジャキライトも健在。イントロで宙を殴るベーシストは登場せず。

清算ツアーといえど、序盤にこの曲いまいちブチ上がれないよ…という気持ちもあり(天国と地獄はとても好きな曲です)

ヘッドホン装着で3曲目カオスが極まるを確信した抹茶ミント。

 

03.恋する惑星

「ダン、ダン、ダダダ」←好き

一気に世界が開けるような3曲目恋する惑星、爆踊りしてしまった…(単純な人間)

ライブハウスだとバスドラムなの音がずっしり来て良かった、3人以外の楽器が多いにもかかわらずライブ映えするのがまた一興です。

フロア全員が踊りまくってて人気曲じゃん!となった、というか前のツアーで本編ラスト→3曲目が王道エース格の扱いすぎて笑った。

ピンク一色の照明といいZepp Fukuokaといい本当にスクールマジシャンガールすぎて良かった、という呟きは誰が分かってくれるんですかね?友達になりましょう。

田淵智也になれるかな

 

04.BUSTER DICE MISERY

クローズハイハット4カウントから曲間ゼロ繋ぎ。ハロウィーンみたいな照明が面白いなーって見てました(この後M13,M15でも多用されてた)

キメを溜めに溜めて爆沸き。こういうのを見るとユニゾンって演奏力高いなと思い知ります。

 

05.23:25

M4を〆るかと思いきやギターイントロに繋がって思わず「うお!!」と発声、序盤ブロックの後半のいい感じに温まったフロアで聞く23:25が好きなんです…

Aメロでイヤモニ触るギタボが良でした、ってこの曲じゃないかも。

「だれェ↑ も知らぬよォ↑な」の裏声と「抜け道をさ」の「み」のハーフノートが毎度ながら好。

真っ青のステージの中奏でられる瑞々しいサウンド五臓六腑に染み渡ったし、落ちサビで一瞬だけ七色になる照明も天才。

浮かんでる球体の上に乗って地球を抱いてみたいな、で上の電飾って地球儀なのか…と気づくなど。

 

06.kaleido proud fiesta 

カポは????????

横浜公演・福岡公演後にごく一部のTLを騒がせたカポ無しフィエスタの真相やいかに。は置いといて、M5で終わると思っていたら唐突の「かくして♪」でかなり良かった。

Patrick VegeeツアーのDizzy Tricksterを彷彿とさせる真っ白な照明、この曲もバンドの大事なひと駒になってきた感がありますね。さすがに6曲ぶっ続けはきつそうでした。

最後までよろしく!で〆

 

 

 

ドラムソロ・セッション

いつか序盤に来るだろと思っていたドラムソロがまさかの2ブロック目頭に来て仰天。ギタボとベースが腕組んでぼけ~~っとドラム見てたの面白かった。

コンパクトなドラムソロから、特徴的なリズムのセッションに流れ込み、けもの道っぽいな~と思っていたら本当にけもの道だった

 

7.ここで会ったがけもの道

豪華にお膳立てされたカップリング曲。イントロ前「けもの道 けも けもの道」の囁き(タイトルコールと呼んでいいのか分からない)もかわいかったです(斎ギャ)

サビの沸き方といい、\成敗成敗!/といい、アルバム曲顔負けの盛り上がりがあった。ユニゾン特有のはっちゃけ感、ヘンテコだけどキャッチーなリフ、カップリングにはもったいないくらい好きな曲なので、この調子でどんどんやってください。

2Aのドラムがドラムソロしてて良かったし、久しぶりなはずなのにめちゃくちゃ演奏が上手だった(当然)

オリコン1位獲得したアルバムツアーで「ピカピカ光ったメダルなんか もらうけどインテリア」っていうこじつけ?

 

8.アンチ・トレンディ・クラブ

4月のツアーと比べ物にならないくらい演奏安定してて感動した、2A後半のギター弾きながら歌ってるのも間近で拝めて感激。あと想像以上にピンクなの毎回笑っちゃう。

M7ではしゃぎすぎたせいで休憩タイムとなってしまったことを詫びたい、ごめんなさい。

 

9.きみのもとへ

不遇曲清算ツアー!ファン投票でかなり上位だったの覚えててくれてありがとうございます…

イントロクラップしてる人が5人くらいしか居なくて教育の賜物…となった(抹茶ミントは手拍子しました)。ベースおじさんの顔が楽しそうで何よりだったな。

Normalツアーのinstant EGOISTみたいな立ち位置で楽しい!楽しい!なだけで良だった。今ではこんなまっすぐでシンプルな曲作らないし、ユニゾンらしくない感が逆に新鮮で好でしたね。

 

10.いけない fool logic

新曲!

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023 ''いけないfool logic''だと思っていた節はあったので、もうやっちゃうの??という驚きが大きかったです。演奏側が大変そうなのはもちろん、照明、音響、観客すべてが何かに追いついてない感じ(?)がしてちょいウケた(というか同期音源とギターが小さすぎてドラムしか聞こえなかった)

この曲と次の曲は本当に記憶がなくて、何も書けないのですが…思い出せるのは間奏のコーラスが全員微妙で面白かったな…とかそんなのばっかりなので省略します。雑誌で20周年でやらないみたいなこと言ってたし、そんなに大事な曲というわけでも無さそうだけど、いい曲なので無事に育っていってほしいところ。

 

11.カオスが極まる

M10を〆てから一瞬間をおいて特殊イントロ。誰も予想不可能なカオスが極まるの使い方で笑った、2ブロック目をマイナーキーで〆るのやりがちだけどまさか19th sg.→18th sg. の繋ぎとは思わなかったですねえ…

前のツアーもそうだけど、この曲だけ冗談抜きで音量が1.5倍くらいになってて笑ってしまう(ベース開放弦べーーーんが結構三半規管に来る)

この日はレーザー無し、縦長のLEDがに光っていて夜な夜なドライブみたいな照明でした。

あと、間奏のキメのところ、3人とも頭振り乱しながら弾いてて良良良でしたね

 

 

 

 

12.もう君に会えない

アカペラ歌い出し、1A後半で楽器が入るというアレンジでスタート。

照明ガチャガチャ同期マシマシのM10M11と対照的に、オレンジの灯篭?蝋燭?みたいなライトだけのステージで、3人だけのこぢんまりとした印象を受けましたね。

少し粗削りというか熱のこもった音源と比べて、しっとりと丁寧に演奏しているよう感じた。唯一のバラード枠、ちゃんと浸れる曲順で良かったな。

 

13.夏影テールライト

不遇曲清算ツアー…

M12の余韻を残しつつ、終盤に向けて加速しつつ、といった難しい立ち位置だったなと思っております(がそれなら流星のスコールとかクローバーとかじゃだめ?という気持ちもあり)(夏影テールライトはめちゃくちゃ好きな曲です)

あたたかみのあるオレンジ照明も貴重で良かったし、何としても歌詞が好き。だけどこの日はけっこうボロボロでさすがツアー2本目といったところ。

「君の嫌なこと先回りして吸い込んでどうか光」←あれ?って顔しながら歌い続けるギタボ(あと1か所全く歌えてないところがあった、かわいいね)

 

 

 

 

セッション

ギターのセブンスのカッティングが特徴的なセッション、ベースもブリブリで本当にかっこよくて鳥肌立ちましたね……

ドラム「〇△■※~~~」←実質2回目のドラムソロすぎた

ミレニアム以下略の1音目のコードをジャッ ジャッ ジャッジャッジャと鳴らして、ミレニアム以下略の匂いを漂わせながら綺麗にイントロへ。

 

14.ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ

イントロ「ミレニアムハッピーチェーンソーエッヂ!」早口タイトルコール良かった

ベースが突然暴れ出したけど、音がブリブリで視覚的&聴覚的に存在感放ってたの好きすぎた。白ライトは4月と変わらず、音源以上の完成度で楽しすぎましたね……

オトノバとかに通ずる楽しさ/かっこよさがあるし、セッションからの繋がりが気持ち良すぎたし、ライブハウスで浴びれて良かったすぎる!

こんなんじゃ青春が終わっちゃう 死にたくなってしまう、を口パクするベーシストが優勝すぎました。

 

15.世界はファンシー

不遇曲(そうでもない)清算ツアー?

演出は8枚目ツアーとかkpfツアーとかとほとんど同じ、でもNinth Peel 電飾が堂々と点灯していて笑った。

この曲だったか確かじゃないですけど、ギターソロの最後の方のいつもアーム使わないところでアーム使ってた気がします。

終盤も終盤、天国と地獄とか徹頭徹尾夜な夜なドライブと同じ顔で出てきて面白かった、けどこのツアーで演奏したってことは20周年ライブではやらないってことですかね?

 

16.フレーズボトル・バイバイ

原曲通りの4カウントではなく、ドラムのビートにギターとベースが乗っかってイントロ。

みんな大好きkpfツアーのto the CIDER ROAD のあのターコイズの照明と電飾が疾走感とか爽やかさを増大させていて、音源より主役感?がありました。

ギターがシンプルなぶん忙しいドラムが大活躍していて好。

2Aでギタボに近寄るベーシストに向かって「言ってること同意だけどお前誰だよ」←良すぎ

どうせ一聴じゃ読み解けないから→一聴じゃ分からないなら再来年ごろにすれ違うとしよう、という歌詞の繋がり(たぶん意図してない)

 

17.スペースシャトル・ララバイ

「忘れられない今日になった」→2カウント→「忘れたくても忘れない今をつないでいく」 予測通りでもさすがに鳥肌立ちました、良すぎ

歌い出しでリンゴ?の電飾がなぞるように点灯していくのがめちゃくちゃ綺麗でした

イントロでベーシストはベースを掲げてガッツポーズ←kpfツアーすぎる

真っ青な照明の中、いちばんいい曲順で浴びるスペースシャトル・ララバイ、本当にUNISON SQUARE GARDEN ありがとう…としか言えないですよね。

「軽はずみだなリアクションとかメッセージとか 見飽きたよ聞き飽きた それ何かの足しになるのか」を上手側の端っこでしゃがんで口パクするベーシスト、愛…………

落ちサビ、ギタボピンスポでゆっくりと弾き語るのがフルカラープログラムすぎて!!!
「小さくなってくスペースシャトル」→溜め→「ッさよなら この瞬間が答えなんだろう」でバンドが合流、完全無欠のロックンロールだよ……

アウトロ伸ばして「ラスト!」

 

18.Invisible Sensation

アルペジオ歌い出しではなく、ハイハット4カウントからバンドがジャーンジャーンと入るという特殊歌い出し(落ちサビのそのままペースアップしてInvisible Sensationのところみたいな)

全体を通して生きる/死ぬをチラつかせたセトリの最後に「だけどいつか誇れるくらいには 人生はよく出来てる だから生きてほしい」を持ってくるの、本当に……となる、セトリおじさんありがとうございます。。。。

黄色とか緑とかジャケ写の色に電飾が光ってたけど、全体的に白照明なのもシンプルで良かった。ドラマーもいい顔してて最高。

UNISON SQUARE GARDEN でしたバイバイ!で〆。

 

 

 

 

en1.ライドオンタイム

30秒くらいでベーシストだけ再登場、その後走ってギタボに「遅いぞ!」みたいな視線を送ってて面白かった。アイドルのアンコールなんて10分くらい待たされるのに…

「おまけ、Ladies and gentleman, ride on time!」

ミラーボールキラキラ、電飾ピカピカ、四つ打ちドンドンで一気にダンスフロアになるの好きすぎる。

本編が「UNISON SQUARE GARDEN ありがとう……」みたいな感情だったので、アンコールで「楽しい!楽しい!楽しい!」みたいな感情になれて踊り狂ってしまった、それでも「大丈夫まだ生きてるよ」で文脈を回収してくるのが流石。

サビで開放弦弾くときに左手を離すベーシストが好きです。

宇宙、惑星といったワードが9thアルバムポイントなんですかね?

 

en2.mix juiceのいうとおり

シームレスでイントロを繋いで、最後の曲です!とか言わない代わりにベーシストがバイバーイと手を振っていた。

電飾の真ん中から左右に色が変わっていくやつ(伝わる?)の鬼カラフルver. みたいな照明が綺麗すぎて忘れられない景色でしたね…。

リンゴを背負ったアルバムツアーの〆がミックスジュースも小粋でいいじゃん、なーんて。nextツアーをsee you, next sessionで〆て20周年に繋げるのお洒落すぎるし、いちばんの人生賛歌をこの位置に持ってくるの最高すぎました。ラスサビで客電点くダメ押し演出も毎度ながら良。

 

 

いいツアーでしたね、といってもM5とM16以降の話がほとんどですけど。

それにしても、3連休を控えた平日夜のライブハウス、本当に生きるご褒美でしかないね…それで「生きてほしい!」なんて言われたらハイ!生きます!となってしまう、本当に良かったです。(唯一の欠点は筆者は土曜日休みじゃ無かったこと、3連休返せ)

それでは!

f:id:greentea_usg:20231105184750j:image

2023 上半期 楽曲10選

遅刻を懸念する少女と♪(大遅刻)

 

抹茶ミントです。この季節がやってきました。

アルバム9選をざっと紹介してから楽曲10選カウントダウン。かぶってる曲はコメント薄いかも。

 

アルバム9選

  1. Ninth Peel - UNISON SQUARE GARDEN
    UNISON SQUARE GARDEN の曲が12曲集まればどうしたって名盤みたいなところはあります。1曲目から無双するタイプのアルバムが本当に好きで…(to the CIDER ROAD)

  2. 花降る空に不滅の歌を - a flood of circle
    各々の曲のバリエーションは様々なのに、そこには紛れもないロックンロールがあって、生とか愛とかに対する音楽のアンサーとまでは行かないけど確実にグッとくる一枚。

  3. WHOOPEE - 礼賛
    冒頭3曲の流れが天才すぎ!楽器数が多いわけじゃないのに、歌の裏のギターベース鍵盤が被りなく主張して、音の情報量が凄まじい。アルバムの流れも好きで、軽く衝撃でした。

  4. ひみつスタジオ - スピッツ
    飽きずに聴けるタイプの名盤。シンプルなコード、展開、優しいメロから感じる余白の美というか、音の隙間に大御所の魅せ方を感じます。ときめきpart1から終わりに向かうところで涙腺。

  5. 沈香学 - ずっと真夜中でいいのに。
    花一匁が本当にいい曲すぎるし、ずっと真夜中でいいのにっていう歌詞から始まるアルバムが良すぎるんですよ…。収録曲が全てエース級なので負けるわけがない(何に?)

  6. Balcony - Penthouse
    こういう、ギターが小さくてピアノが主張するバンドはイマドキな感じがします。構成が素晴らしくて、中盤〜後半にかけての盛り上げ方が秀逸。
    余談ですが、ピアノ角野隼人さんだったの知らなかった。

  7. DIALOGUE+2 - DIALOGUE+
    声優ユニットのアルバムというよりはロックバンドのアルバムとして見ているのですが(?)、豪華作曲陣が勢揃いという印象が強いですね、裏を返せば一枚のまとまりとしてはちょっと弱いかなと思っています。1stが完全名盤だったのでハードル上げまくってたというのもあるけど…

  8. 贅沢 - NEE

    いい具合に大衆的になってきた感じ。一部の人に刺さるかつての曲調からJ-POPに寄せてきてるのは意図的に感じるけど、それでも溢れ出る「只者ではない感」か随所に感じられる。ギターシンセ含め、音づくりは他のバンドを凌駕していると思っていま

  9. Specter - 星街すいせい
    ソワレ→Newton で大優勝。Vtuberの域を超えてJ-popに君臨している星街すいせいとかいうバケモンシンガーが本領発揮している一枚です。

     

     



 

 

楽曲10選

10.PULSE - Kroi
PULSE

PULSE

  • Kroi
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

EPの1曲目を飾るナンバー。メジャーコードとマイナーコードの狭間を行くABメロ、つかみようのないサビといい、奇妙なコード感・スケール感が癖になります。小刻みなスラップやアコギソロ?、2Bのラップ等、音の気持ち良さが光るのもさすがKroi。

歌い出しと落ちサビでオケがピアノだけになるのがかなり良くて…

 

9.Start over! - 櫻坂46
Start over!

Start over!

  • 櫻坂46
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

Aメロ:マイナー → Bメロ:メジャー → サビ:マイナーっていう構成が好きなんですけど、本当に。

ピアノ基調で進んでいくからオシャレだし、間奏のクラシックの要素も含んだピアノソロ→転調→大サビ(メジャー)→転調・サビ(マイナー)っていう目まぐるしさがたまらん。ここちょっとKICK BACK っぽい。

ナスカさんの作品は「危なっかしい計画」が断トツで好きだけど、この曲もそれに似たような偏差値の高さを感じます。夏じゃないかイエー。

 

8.窓の中から - BUMP OF CHIKEN
窓の中から

窓の中から

  • provided courtesy of iTunes

NHK「18祭」に書き下ろされた楽曲。

1番はストリングス・ピアノ・キック・ベースと歌だけなのが、2Aでギターとドラムが入って2サビ後からはブラスも加わるという桃太郎式アレンジがハオ。

一人でいた窓の中から飛び出していっしょに歌うというストーリーは18祭そのものなんですが、メロディーやアレンジが歌詞を一層引き立てています。というか、BUMPの音楽の儚さとか綺麗さって18祭そのものって感じさえある。

 

7.ときめきpart1 - スピッツ
ときめきpart1

ときめきpart1

  • provided courtesy of iTunes

ミディアムテンポのバンドサウンドに一本のバイオリンが味付けをしていて、言いようのない優しい音が心に来ます。

そして歌詞がいい…

「嫌われるのはやだな いつしか無口になって」「幸せはいつだって届かないもの」といった主人公が感じたときめき、純粋な恋の美しさだけを切り取ったような物語が良良良。

 

6.季節のカルテット
季節のカルテット

季節のカルテット

  • provided courtesy of iTunes

カルテット♪カルテット♪

「君と春夏秋冬スクショしよう」の語感の良さたるや。「赤レンガも東京タワーも君とじゃなきゃ映えないな」のメロへの乗せ方がマジで癖になります。

2Aが1Aと同じコードだけどメロが全然違うとか、1サビ「100万回じゃ足りないくらい」↔︎2サビ「100万ドルじゃ買えないくらい」とか、比較してみると面白い。「オルタードスケールアドリブで行こう」の歌詞の裏でギターが鳴ってる遊び心なんかも天才です。

 

5.花一匁 - ずっと真夜中でいいのに。
花一匁

花一匁

  • ずっと真夜中でいいのに。
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

アルバム1曲目にして本編ラストで聴きたくなるような優勝感…

歌詞詰め込みがちなずとまよですが、この曲はサビで大胆に歌詞を詰め込まない故の開放感や奥行きがあります。メモリアルイヤーを華やかに飾りながら「僕が作るものは既にあるもの」「特別なキャラに期待はしないで」と溢す歌詞の塩梅も素晴らしいです。

骨太なバンドサウンドに乗っかるブラスとピアノが終盤にかけて主張していくのアレンジが毎度ながら好。

 

4.凛と - クリープハイプ
凛と

凛と

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こういうポップなクリープハイプが好きなのはいうまでもないんですが、歌詞がかなり好きでですね…

っていう役 もうただの役 役立たず棒読みの下手くそ
っていう役 ただの役 お約束ばかりで飽きてきてる
そういう役 これは役 でも自分にしかならなくて
そういう役 これは役 この先も全部決まってるって

人生にシナリオがあって自分は自分という役を演じていて〜みたいな話、自分は他人にはなれないのは「涙」だけど、自分という役を務められるのは自分だけっていう、諦念と希望のバランスがいいな…となります。

 

3.THE SONG - ハンブレッダーズ
THE SONG

THE SONG

  • ハンブレッダーズ
  • ロック
  • ¥255
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抹茶ミントの2023年はだいたいハンブレッダーズなんですよね。。。数曲しか知らない状態から古いアルバムを聞き漁りワンマンにも行き…完全にフォロワーのせいです。

いかにも本編ラストみたいな顔して本編ラストに出てくるの非常に良かったので続けて欲しいです(?)。

「これといった不満はなくて だけどテンション上がらなくて 毎日ほんのりと鬱なら」っていう表現、本当に的確じゃないですか? そしてそんなモヤモヤはヘッドフォンで紛らわせ!という姿勢を崩さないのが最高のバンドマン。

 

 

2.贅沢な匙 - Van de Shop
贅沢な匙

贅沢な匙

  • Van de Shop
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

🍎ミュージックの再生回数は今のとここれが断トツです。1月リリースから毎日のように聴いてたので…

ジャジーなピアノとウォーキングベース、目まぐるしく変わるリズムパターン、細かいメロディーライン、絶妙な転調……どの要素を取っても好きで困ります。サビ後半で四つ打ちになるやつ好き定期。

↑3ヶ月後にUNISON SQUARE GARDENのアルバムが出ることを知らない人

 

1.スペースシャトル・ララバイ - UNISON SQUARE GARDEN

アルバムの再生ボタン押してからこれが流れてきて、流石に頭抱えてしまったよね…

UNISON SQUARE GARDEN 純度120%のポップロック、無敵すぎて語彙力も無いのですが、こういう「理由とかよく説明できないけどただただ好き」というのが、UNISON SQUARE GARDEN を初めて聴いた時の衝撃と似ていました。

「軽はずみだな リアクションとかメッセージとか 見飽きたよ聞き飽きた それ何かの足しになるのか」←何気なく書いているのだろうけど好き。

ツアーで爆アゲセッションからこの曲に流れ込んだのも、意味がわからなさすぎて良かったです(どうせならCatch up, latency とかフルカラープログラムとかの流れで聞きたかったですが)(next頼みます)

2023年はアルバム1曲目が強い年でした…

 

 

こんな感じですかね…

まとめ&おまけです

1位〜10位

11位〜20位

21位〜30位

 

上半期ベストアクトはハンブレのアンコールDAY DREAM BEAT〜逃避行、その次はユニゾンのNumbness like a ginger〜お人好しカメレオン。配信含めると、乃木坂東京ドームday1のドラムソロ・セッション〜君に叱られた〜裸足でSummer も良でした。乃木坂46、いいバンドすぎる…(堀崎翔さんがサポートでギターを弾いていてアイドルそっちのけでブチ上がった話)

というわけで、下半期もよろしくお願いします。

抹茶ミントでした!

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023 "Ninth Peel" ライブレポート

どうも抹茶ミントです

ニゾンのツアーのライブレポです!書く時間が無くって遅くなったし書きっぱなしで上げるの忘れてたので、いっそ東京公演に合わせて投稿しちゃいます。
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開場

福岡市民会館、狭すぎる!!!
ロビーも狭くてぎゅうぎゅうだったのですが、席も前後左右とにかく狭くてびっくりしました。ライブ中は立つので前後間隔は気にならないんですけど。

SE 絵の具

いつも通り青ライトで登場。
ぷつっと途切れてギタボピンスポ。さよなら第九惑星確定演出か???と思いきや。

 

01.夢が覚めたら(at that river)

「さよなら街明かりずっと愛してたよ」
ftH8を経て満を持して登場。peel=皮=川=river、じゃん!というしょうもない気づきがありました。
ネオン消えて点いて繰り返して…が演出の伏線になっていたのも偶然かは分らんね。

02.シュガーソングとビターステップ

UNISON SQUARE GARDENです、ようこそ!」からイントロ。ヘッドホンおじさんでなんとなく察してしまいました(特殊能力)
地味にワンマン2曲目はお初。ようこそ!の後はもっとぶち上がりソングがいいんですけどね…(小声)
蓋然性合理主義ポーズはなぜか無し。
会場のリバーブが強すぎて「words and melodies melodies melodies…」ってなってて爆笑。

03.ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ

歓声に埋もれて最初気づかなかったイントロ。ドラマーと目を合わせてイントロを弾くギタボが良かったです(?)
新曲とは思えない演奏の安定感とサビの盛り上がりが最高でしたね、あと暖色系→赤白の照明がめちゃくちゃ合っていて、視覚的も楽しい曲。
ギタボ、Aメロで手がうるさくなりがち指数がめちゃくちゃ高いです。
これ、LiSAが歌ってそうっていうツイートをTLで見たんけど、まさにその通りなんですよね、LiSAっぽいポップロック感がして好きです。

04.Nihil Pip Viper

制御不能だ…→ドパーン(ドラム)→ジャージャーッジャー(ギター)
という始まり、なかなかに痺れました。
めちゃくちゃカラフルてんこ盛りみたいな照明で、代表曲??となりました(失礼)
M2からM4までほとんど同じBPMなのが面白かったです。
曲終わり「福岡最後までよろしく!」で〆。

 

05.City Peel

前ツアーのCAPACITYみたいなドラムが最初に入ってました。オッサレ~。
原曲は、ギターの音もエフェクトガンガンで鍵盤も入ってるのが特徴的でしたが、ライブでは同期なしで、ギターもそんなに音色いじってない感じでした。ユニゾンらしくないように見せかけて、ライブでは全然ユニゾンの曲になってましたね。
そういえば前のブロックから3曲連続アルバム曲じゃん、と思いながら聞いていました。

06.静謐甘美秋暮抒情

ゆったり曲2連続。珍しい構成ですよね。
いい曲なので言うことは特にないです、サビの裏声(期待しないのが、の「が」)がエロかったです。バンドのライブの感想か?
ステージ背景はLitHみたいな感じで、幕に映すやつ?って言ったら伝わるんすかね。ここら辺XIIXのライブみたいでした。

07.WINDOW開ける

右手を上げられないツアー、Ninth Peel。ローテンポの曲が続きます。
福岡市民会館、けっこう音がでかくて、歪ませたパワーコードがずっしりと腹に響く感じが良でした。1サビ後のベースソロ?とかもめちゃ好きでした。
音源発表から15年経ったWINDOW開ける、当時に比べAメロとサビの静と動のコントラストがより際立っていたというか、荒っぽさの中に余裕が感じられるアクトでした。かなり斎ギャ向けコンテンツで満足(?)

08.シューゲイザースピーカー

CITSツアーリバイバルの繋ぎ。
白系の照明でロックバンドな曲をやるのには弱いです。Dizzy Trickster然り。
アウトロ伸ばしてギター速弾きゾーンがあって、ピンスポで弾き倒してから次の曲に繋がるの新しかったです。
ギタボの手がうるさい指数トップクラス。

09.アンチ・トレンディ・クラブ

めちゃピンクの照明×ネオンに囲まれての演奏。新曲〜って感じでした(やっぱり難しそうでしたよね)。でもキメのとこは痺れました。
イントロ「Foooooo!」を全員で言ってて、それ言うんだってなった。しかもエコー効きすぎてて「Foooooooooooo…」ってイントロ中ずっと鳴ってたのオモシロでしたね。

嫌いなんだよ媚びんの→どんなヒットソングでも〜→多数みんなが好きなものだけが正義?、さすがアンチトレンディツアーで良でした。

10.MIDNIGHT JUNGLE

間髪入れずドラムからお決まりのグリーン照明。タイトルコールのとこめちゃくちゃ溜めてドカ湧きなの良かった。
オフサイドのホイッスル響いてでカオスと繋がらなくもないけど、まあたまたまでしょう。
流石にこの曲で暗転入ると思ったので、次に繋がって腰抜かしましたね。

11.Phantom Joke

MJ〆→ギタボのタイトルコール→ハイハット1カウントでイントロ、という繋ぎ。初見でした。
いや、7曲ぶっ続けで最後にこの曲持ってくる?ちなみに、案の定ギタボ苦しそうで安心しました(?)。ここら辺はメンバーが各自で見えない敵と戦っているのを見守るみたいな感じのゾーンでした。
オレンジ赤系のザクザクした照明が新鮮でした。8枚目のツアーに比べて、ちゃんとバンドの持ち札としてカードを切っているのが成長を感じられたよね(Phantom Jokeの親?)

最後掻き回して暗転。

 

12.セッション〜Numbness like a ginger

前ブロックとは180°雰囲気を変えて、激オシャセッションからイントロに流れこみ大優勝。
しっとり系だけどバラードではなくて、ポップだけど憂いも含んでいて…という、この曲の無属性感がいちばん活きる演出だったと思います。ひたすらいい曲に浸れた。ピアノが無いぶん、ギターのリズムと小刻みなベースがダイレクトに聞こえてきたのも◎。
ドラムの、いつもに増して丁寧に叩く感じが良かったです。

13.お人好しカメレオン

M12が終わって拍手の中「っああ」と場を鎮め、ギターをつま弾きながら「だから今その声を捨てないで」と歌い出し。
本当に?本当に?
わけわかんないまま曲が終わっていた舞洲のときに比べて、より等身大のお人好しカメレオンというか、ちゃんと浸れる使い方だったのが何より嬉しかった(BsSsのさわれない歌みたいな、伝わる?)。Numbness like a ginger がいちばん活きるようなお人好しカメレオン、って感じでしたね。
ギターとかドラムとかがちょこちょこアレンジを変えてて最高。照明も1曲通してほとんど変わらずシンプルだったし、ベースおじさんは相変わらずいい顔してた。
8枚目ツアーの夏影テールライト→オーケストラを観にいこうを思い出したけど、どうしても13曲目に好きな曲がきて優勝するのには抗えないんですよね…

 

暗転

ドラムソロ〜セッション

鈴木貴雄さんバケモン→治安悪めのセッションに流れ込み。BPMといい、雰囲気といい、ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂにしか繋がらないだろ!みたいなセッションでした。何に繋がるのやらと思っていたら、ギタボが「10…9…8…」と1小節ごとにカウントダウン。

14.スペースシャトル・ララバイ

セッション止まる→ギタボピンスポ。カウントダウンからのスペースシャトル発射、完全にノーマークすぎて痺れました。
イントロでリンゴのロゴのネオン電灯が降りてきてkaleido proud fiestaツアーになりました(なりません)。
実は、メジャーコードでアップテンポの曲(いわゆるユニゾン!ってやつ)は本日これが初登場。これまでの構成や曲順が珍しかったので、やっとUNISON SQUARE GARDEN のライブに来た!って実感したような。2Aのアルペジオ大好き。

この曲もお人好しカメレオンと主題は同じだし、しっかりアンチトレンディ文脈でハオです(みんなが大好きな物語の中じゃ呼吸がしづらい我々)(Dizzy Tricksterは?)

アウトロはジャーンと伸ばして、ヘッドホン待ちかな〜と思いきや。

15.放課後マリアージュ

スティックカウントからまさかのヘンテコイントロ。意外でした。
勝手にメカトルとかワールドワイドとかの類いだと思っていたので終盤に来るイメージは全く無くて、だからこそ「こういう使い方するんだ!」が見事にハマった一例となりましたね。シングル曲に劣らず盛り上がりました(筆者が)。このテンポの裏拍ハイハットは無条件でノれます。

ピンク基調のカラフルな照明、crazy birthdayっぽさがあったかも。ベースおじさんのAメロ下手前大接近タイムが可愛かったです。

物申すところがあるとすれば、まあ順当に行けばCatch up, latency とか kid, I like quartetとかでブチ上がりたかったというのが無くはないですが…(でも筆者はfiesta in chaos 行けてなかったから救済されたので吉です)
普通に手拍子忘れたけど、不真面目とかで片付けないで…

16.徹頭徹尾夜な夜なドライブ

ワンマンでは意外とお久しぶりのお祭りタイム。まだ足が上がるベーシストと手数マシマシドラマーとゴミはゴミ箱へのギタボに感服。
ワタシドコ・ココハダレ・ダアレってマジで全員叫んでてお祭り騒ぎどころじゃなかった。一瞬にしてダンスフロアに変えるこの曲、すげえな…

17.カオスが極まる

夜な夜なドライブ夜な夜な!からシームレスで特殊イントロのSEが鳴り響き、場内割れんばかりの大歓声。いちばんいいとこでブチかますぜと言いたげなセトリおじさんに対して、待ってましたというフロアの盛り上がりが一致してて良かったし、この曲ってそんなに代表曲って感じなんだ…と実感しましたね。
クライマックスというのもあってか、イントロからずっとフルスロットルで駆け抜ける感じが良かった。場違いハミングバードに通ずるものが無くもないかなという感じでした、最高。
極まってしまったあと「UNISON SQUARE GARDENでした、ラスト!」

18.恋する惑星

ネオン大量発生で大団円。カオスが極まるで実質ラストみたいな盛り上がりだったので、多幸感とか華やかさが加わって十分すぎるフィナーレでしたね…というかほとんど覚えてないです。ギタボがなんか可愛かったです(いつものこと)

 

満足で本編終了。一瞬でアンコール出てきて笑った。

en 1.ガリレオのショーケース

カポ3開放弦ジャーンかたお決まりのスタート。ガリレオのショーケース、いい曲すぎ…。
間奏のおふざけタイムは、福岡では田淵が下手↔︎上手をシャトルラン&ギタボはライザーに乗ってドラマーとイチャイチャ、という案外普通の光景でした、残念。
アウトロでカポ1に付け替え、〆→「またね!」→ヘッドホン装着から

en 2.kaleido proud fiesta

かくして♪ 聞けると思っていなかったから嬉しかったし、オーラスkpfは解釈一致すぎて感動した。さすがセトリおじさん。あと、客電つけるの天才。
kpfツアーでは、虹色照明で主役!クライマックス!感動!みたいな感じだったけど、今回はハッピー大団円!って感じが強くて楽しかったです。なぞっていこう、でネオンがなぞるように点くとかの小細工大好き。というか、kaleido proud fiestaって割とマジでユニゾンの曲のなかでトップクラスに好きかもしれないということに気づいてしまいましたね…

 

 

終演

 

 

総括

まあ、楽しかったです(雑)

賛否両論あるセットリストでございますが、筆者自身の話を。

TLの微妙な雰囲気に薄々気づきながら参戦したので、いい意味で過度に期待せずに観れたというか、そんなことするんだウケる〜くらいの心持ちでいれたのでダメージは少ないです(?)

昨年のkaleido proud fiesta ツアーみたいなセトリが好きで大優勝してしまったので、それに比べたら優勝し切れない気持ちがあるっちゃあるけど、まあ19年ライブやっててこんなツアーもいいよね〜くらいの気持ちで落ち着いてはいます。Catch up, latency を頑なにワンマンでやってくれないのだけには怒っていますが…(20thへの温存ですか?)

そうは言っても、ライブレポの最後にこんなお気持ち表明の長文を書くくらいには思うことが無いことはないので(回りくどい)、nextへの期待は深まる一方。

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↑ちゃんと予想セトリ

まあ先は長いので楽しみに待ちましょう♪

 

おわりです!

ハンブレッダーズ"ヤバすぎるワンマンツアー2023" ライブレポート&感想

抹茶ミントです!

 

ハンブレッダーズのワンマンに!行ってきました!

友人とノリで一般取ってふらっとライブハウスに行ったのですが、超感動したので文字に起こします。

絶賛開催中なのでネタバレ注意で!

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入場

思ったより人が多くて、思ったより若者ばっかりだったのが印象的だった。知った経路はどうであれ、このバンドを聴いた若者が未来をつくると思うと嬉しいね(かくいう筆者も若者ですが)。

整番ほぼ最後だったので、下手側の最後列に陣取ってゆったりと観てました。キジマの影アナも軽快で楽しかった。

客入れBGMでため息shooting the MOONが流れてニヤニヤしてたのは私だけでしょうか?

SE. おはよう。 - Keno

バンドロゴがステージホリから上昇。

01. 起きろ!

SEを掻き消すようなハイハット4カウントでイントロ。ギターの完成度が高すぎてビビるくらいうきくんもムツムロも上手かった。

アウトロをジャーンと伸ばして「ハンブレッダーズです」とお決まりの挨拶。「僕たちのライブにルールは無いので自由に楽しんで下さい!」とどこかで聞いたことしかない言葉を残してドラムのビートへ。

02. ワールドイズマイン

でらしのベースソロからムツムロのカウントで始まるというアレンジ。「教えてやるよ、人がギターソロ弾く時はイェーイって言うんだぜ!」というセリフで、声出しオッケーだったのかと気づきました。

2ndシングルで前回のツアーで終盤に置かれた曲が今回序盤に来るのはいかにもUNISON SQUARE GARDEN という感じで良かったですね(こういう見方してしまうの良くない)

03. スクールマジシャンガール

不意打ちマジシャンガール。ピンク一色の照明が絶妙に似合う一曲。うきくんのギターのイメージがあまり無かったので新鮮でした。

調べたら見開きページと日替わり枠だったらしくて、見開きページの方も聞きたかったな…とそれだけが心残り。

04. いいね

「キジマさんどうですか?」「んー、いいね!」からイントロでさすがに爆笑した。

背景の横長のLEDライトが七色に発光してて綺麗でしたね(七色に敏感な人たち)。

案の定Aメロからクラップが巻き起こって、2サビ前のベースだけになるところが弾きづらそうでした。それだけ。

 

MC

うき「いやーやっぱり」
ムツムロ「当然のようにお前が話し始めんなよ」会場大爆笑

↑これしか記憶にないです。

 

05. 再生

「再生」のタイトルコールで大歓声が上がっていて、この曲人気なんだ〜と知った。一斉に挙がる右腕を後ろからを眺めて、これぞライブハウス!という気持ちになりましたね。

「俺の感動とお前のエモいを同じにすんな」と言い切れるバンド、本当に信用できます。

06. 才能

CAPACITY超えるみたいな照明(雑)。ムツムロのギターうま!となりました。

 

暗転

 

07. パーティーを抜け出して

あんま覚えてないですごめんなさい。

 

暗転

 

08. ファイナルボーイフレンド

イントロで右にいた女子高生?が悲鳴上げてて、というか各所から悲鳴が上がっていて新鮮だった。再生回数とかも断トツだし、世間への広がり方が他と違うなあと感じましたね。

オレンジ基調の暗めな照明で雰囲気出てた。

 

ドラムソロ

ドラムソロの途中でいきなりドタラタドタラタッタッタタトトタ!とシュガーソングのイントロが出てきて笑った。しかも照明も黄色×ピンクで本当に誰のライブ?という感じでした。愛強すぎる。

09. ヒューマンエラー

前半の盛り上がりの山。DIALOGUE+1ツアーのドラムソロ〜20xxMUEの光、のような感覚です。

10. またね

ヒューマンエラーのアウトロを切らずそのままスティック4カウント。終盤にやるものだと思っていたけど、前半のトリという美味しい場所で聞けて良かった。

「見たことのない街の風景に〜」のとこのムツムロが神々しくて良かったですね。

 

MC 「ここから先ほとんどアガる曲です」

 

11. アイラブユー

ギターソロ強すぎ〜!!!うきくん無双してました。

アルバムではそんなに目立たなかったけど、いい位置で盛り上がっていて楽しかったな。ぐるぐるサーチライトも良かったです。

12. 常識の範疇

「常識の範疇で楽しんでいってくださいー」でドカ沸き。やっぱりみんな大好きなんだなと知れたし、フロアの雰囲気がガラッと変わったのが感じとれた。「乾杯!」「論外!」楽しすぎ。初期曲もやってくれてありがたい限りです…。

13. ギター

「うきくんいいの持ってるね、それ。ギター」からイントロでぶち上がり。個人的にめちゃくちゃ好きだし、歪ませたギターが"ライブハウスで鳴らすべき音"すぎて最高だった。

「悲しくて泣くゥ!」やんちゃでらし愛。

考えすぎておかしくなりそう、のところがチャイルドフッド・スーパーノヴァの2Aと全く同じで笑ってしまいました。

14. 光

「ギター」のアウトロでジャーンとかき回す間にギターを持ち替えて、すぐさま歌い出しに入るのが器用だった。

落ちサビのムツムロピンスポになるところの堂々たる立ち振る舞いがめちゃくちゃカッコよかった。こう、ビジュとか技術とか才能とかを超越した存在感があったよね。

水色照明でステージ暗めなのも良かった。この曲に救われた人がここに沢山いるんだろうなと考えるとグッときましたね…

15. ヤバすぎるスピード

「君の人生のフルコーラス俺がギター弾いてやる!」と言い放ち満を辞して登場。盛り上がる曲を並べてからのダメ押しのこの曲で、熱気に包まれてました。何回も言うけどうきくんギター上手すぎ。

 

MC  上京の話を福岡でするのちょいシュールでした。

 

16. 東京

いい曲だなーと思いながら聞いてました。どのバンドも「東京」というタイトルの曲はだいたいいい曲。きのこ帝国とか。なんの話でしたっけ。

 

MC イヤホンさえあれば〜

 

17. BGMになるなよ

YouTubeに上がってるライブ映像と同じようにタイトルコールから歌い出し(感動的なシーンなのにタイトル噛んでたのかわいい)

イントロでステージのライトが全部付いて真っ白に輝いていたのが本当に良かった。何度でもこの曲をクライマックスに持ってくるバンド、信用できすぎます。音楽に対しての誠実さとか熱い思いといったものが詰まっていて、ハンブレッダーズありがとうとしか言えないです。ほんとに。

18. THE SONG

「ヘッドフォンをしろ!」とオマケ的立ち位置のこの曲。BGMになるなよで感情を持っていかれたのであんまり覚えてない。

 

本編終了。

 

en.1 フェイバリットソング

アンコール出てきて何も言わずに始まるのがマジで既視感オブ既視感で大爆笑した。今日イチのUNISON SQUARE GARDEN ポイントかもしれない(?)

2Aでうきくんとでらしが楽器交換してて、でらしはギターちゃんと弾けてるのにうきくんがベース全く弾けてないのも面白かった。普通逆でしょ…

ちなみにドラムはフード被りませんでした。

 

MC 

ムツムロ「ギターの方が楽しいですからね」
でらし「いや!みんな!ベースの方が楽しいよ!」
ムツムロ「ストラトよりテレキャスの方がいい音出るからね」
うき「…」

↑いちばん笑った

 

en.2 DAY DREAM BEAT

「声出しでいちばんやりたかった曲です」

盛り上がりも凄かったし、イントロのギターでみんな飛び跳ねてたの良かったな。この曲には抗えないというか、圧倒的無敵感を感じましたね。

何回聞いてもCメロのたった1秒の〜のところが好きすぎる。その後の落ちサビ大合唱もみんな歌上手かった(適当)。

うきくんがピックを投げたからこれで終わりかー寂しいなと思っていたら、ハイハットが鳴ってさらにもう一曲。

en.3 逃飛行

「嫌なことがあったら逃げ出そう、ラスト 逃飛行!」

明らかにこの日のハイライト。個人的に好きな曲っていうのもあるけど、DAY DREAM BEATで集まった無敵感がこの曲で爆発するような多幸感がたまらん。流石に声出たし、心からアガりました。

イントロで客電点くのも既視感で最高に良かった。明るくなったライブハウスでの大団円逃飛行、本当に快感以外の何物でも無くて…完全にハンブレッダーズの虜になりましたね。アンコールラストでかましてくれるのは本当に好き。

 

***

 

約105分で終演。かなり早く退場できたのですが、入り口横で座って友人と余韻に浸りながら、ハンブレタオルをかけた人たちがZeppから出てくるのを見るのが楽しかった。人多すぎ!となりました。

完全に余談ですが、Zepp Fukuokaってマークイズももちっていう商業施設に併設してるんですけど、ライブ終わってマークイズに入るときにすげえ耳がキーンとして耳鳴りかな?と思ったら、入口のモスキート音が強すぎるだけでした。すべらない話。

 

それにしても、ムツムロ歌とギターめちゃくちゃ上手かったし、うきくんの音作りが原曲とほとんど同じで完成度えぐ!となったし、でらし顔良すぎたし、キジマシュガーソングすぎたし、感動モノでした。ライブハウスには行くもんですね。

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アルバムツアーなのにアルバム曲以外も目立ったセットリストで楽しかったな。アンコールにアルバム曲が無いのも某セトリおじさんがちらつきましたね。

Ninth Peel 氏もだいぶ近づいてきてて楽しみですね。4〜5月は、個人的にクソ忙しい時期でもあるのにアルバムとかライブとか重なってて本当に精神がジェットコースターになる未来しか見えないんですけど。

【追記 4/14】

完全に投稿した気でいたら、実は投稿してなかったというポンコツでした。無事Ninth Peelも発売され、ナンバーショットとかいう実質対バンもあることだし(行けるかわからないけど)、未来は明るいですね。

それではまた!

【LIVE(in the)BRAIN】食べられないなら?

この記事は、文章企画「LIVE(in the)BRAIN」の3月14日分のものとなっております。

 

抹茶ミントですよー。

トリ前の重要な位置、恐縮ですが精一杯書かせていただきます。

 

私のお題はこちら

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2020 「Patrick Vegee」

 

どういうことかっていうと、

Patrick Vegeeが2020年7月15日に発売、そのあと秋にアルバムツアーをするという予定だったけど延期になった(そしてそのツアーで取っていた会場がLIVE on the SEATで使われた)ことは皆さんご存知だと思いますが、
2020年の活動が延期にならず予定通り行われたとしたら、アルバムツアーはどんなセトリになっていただろう?ということ です。

 

で、本文に入る前に少しだけ。(読み飛ばしてもらって構いません)

このお題は振り分けられたものではなく、自分で考えたものです。というのも、元々企画と関係なしに、こんな内容の妄想セトリの記事を書くつもりでいたところ企画案内が来たので、丁度いいと思って参加したという経緯です。そのこともあって、この企画の醍醐味である「ランダム性」「非現実性」とは多少離れたものとなっています。それについてはご了承ください。
加えて、今から私が書こうとしていることは、もしコロナが無かったら、というたらればの話。厄災と折り合いをつけて向き合ってきた今さらたらればの話をするのは、野暮だ、ナンセンスだと思う方もおられるでしょう。それは十分わかります。ですが、コロナの影響も薄まってきた今なら、「もしかしたらこんなものあったかもしれない
」「これが実現してたらアツかったな」と楽しく振り返られるのではないか、と私は思うのです。
ですので、読んでいて違和感や不快感を感じたら、その一切の責任は企画ではなく私にあるということを理解してください。

 

というわけで、セットリストどどん!

 

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2020 "Patrick Vegee" セットリスト

01. マスターボリューム
02. Catch up, latency
03. フィクションフリーククライシス

04. フライデイノベルス
05. さよならサマータイムマシン
06. Phantom Joke
07. Dizzy Trickster

08. 摂食ビジランテ
09. ぼくたちのしっぱい
10. 夏影テールライト
11. カラクリカルカレ
12. Hatch I need
13. マーメイドスキャンダラス

ドラムソロ〜セッション
14. 世界はファンシー
15. スロウカーヴは打てない (that made me crazy)
16. crazy birthday
17. kid, I like quartet
18. 101回目のプロローグ

En1. Simple Simple Anecdote
En2. オトノバ中間試験
En3. mouth to mouse

 

選定のポイント

諸々の雑誌、インタビュー記事等々から、わかっていることは以下。

・同期(バンド以外の外部音源)を使わないセットリスト

・1曲目はマスターボリューム

・2021〜22年に行われた延期後のPatrick Vegeeツアーでは、久々の全国ツアーに相応しいようにセットリストを組み直した

出典が分からぬですが、私が把握しているのはこの条件です。

これを踏まえて、筆者の想像で「2020年にやるはずだったセトリはこうじゃないか?」と思ったのが以下のポイント。

①部分的には延期後のツアーと同じ

明らかな文脈繋ぎとか、終盤のアルバム曲の配置とか。

②本来アルバムツアーでやるはずだった繋ぎや演出を、2020〜21年に行われたライブ(LIVE (in the) HOUSE、fun time HORIDAY ONLINE、LIVE on the SEAT、Normal)で披露している

1曲目にマスターボリュームを持ってくる案を2020年8月のオンラインライブで披露したように、同時期のセトリにアルバムツアーの残骸たちがちりばめられているのでは?

③アルバムツアーのアイデアを、2021年に行われたDIALOGUE+のツアーで応用している

ニゾンのベーシスト・田淵智也が音楽プロデュースをする声優ユニット、DIALOGUE+。1stアルバムのツアーのセットリストは、実はPatrick Vegeeツアーでやりたかったアイデアが詰め込まれているのではないか。

 

この視点で、詳しくみていきましょう。

 

01. マスターボリューム

唯一の確定枠。

絵の具がプツっと途切れて、ギターのイントロが鳴り始めるのが想像できます。

アルバムツアーなのに1曲目アルバム曲じゃないの?!という驚きを、現地で体感したかったものだよ…

02. Catch up, latency

ようこそ!→ハイハット4カウント

この選曲、実はポイント③でして。

DIALOGUE+のツアーも、アルバム曲ではない曲から始まって2曲目でシングル曲(夏の花火と君と青)に流れ込む、というセットリスト。アルバム通り始まると思っていたファンにとっては驚きでした。

これを参考にすると、シングル曲でこの位置に来れるのはCatch up, latency が適任。流れるような繋ぎで興奮間違いなしでしょう。

2曲目3曲目はHatch I need→マーメイドスキャンダラスと迷いましたが、今回は奇を衒ってきそうな方を選びました。

03. フィクションフリーククライシス

LIVE on the SEATと同じ。どうやらオンザシートではセッション〜フィクションフリーククライシスだったらしいので、今回も短いセッション付き。

3曲目にヘンテコな曲を持ってくるのはこの時期のブームだったみたいなので(meet the world timeとか)、かなりそれっぽいですよね。

締めてから「UNISON SQUARE GARDENです!」

 

暗転

 

04. フライデイノベルス

ポイント①。LitH2で全く同じ使い方をしたのに、延期後のアルバムツアーでも演ったというのは余程の理由があったからだろうと思って敢えてこのままにしました。

うさぎさんたちが追い越して、というのが選曲理由なのだろうけど、少年ラビットは??と思ってしまいます。

05. さよならサマータイムマシン

ジャーーンと歪んだ開放弦を鳴らしてからハイハット4カウント。

さよサマ→Phantomは2020年9月のfun time HORIDAY ONLINE と全く同じ。というのも、マスターボリューム「紫陽花が真夏になって咲き誇ってる」から、夏の終わりという季節とも合っているんですよね。

06. Phantom Joke

2020年4月にあるはずだった自主企画で美味しい位置に置かれているはずなので、このツアーでは前半にさらっとやるはず(予想の予想の予想)。

後半だとギタボが苦しそうでちょっと可哀想になるので、体力のあるうちに歌ってほしい。

07. Dizzy Trickster

このアルバムに似合いすぎたDizzy Trickster。歌詞がリンクすることろが多くて、前半のトリはこの曲しかないでしょう。

 

暗転

 

08. 摂食ビジランテ

「上手に準備されたユートピアに浸って」→「万人が煽るユートピアに期待なんかしてないから」、明らかに狙った曲順です。

09. ぼくたちのしっぱい

特に深い意味はないですが、まあ貴雄のお気に入りだし…(雑)

もともとアルバムに入る予定だったけど、弥生町ロンリープラネットに押し出されるかたちでカップリングとなったこの曲。ツアーでは逆に弥生町〜を押しのけてセトリ入りする、というのも面白くないですか?

10. 夏影テールライト

雰囲気を作ってからの夏影テールライト。ここら辺は順当に進みます。

11. カラクリカルカレ

儚い雰囲気を切り裂くギターリフ。アルバムの繋ぎさながら、余韻をぶち壊して「やられた…」と思うやつです。

9月の配信ライブではカラクリカルカレ→世界はファンシー(新曲)、延期後のツアーではカラクリカルカレ→Nihil Pip Viper(新曲)と、1stアルバムの1曲目と新曲をつなげることが多い。この傾向を応用して、1stアルバムの1曲目→最新アルバムの1曲目、という繋ぎがしたかったというのが選曲理由です。

12. Hatch I need

これもポイント③。DIALOGUE+のツアーでは、アルバム1曲目→2曲目を終盤の頭に持ってきてました。それもいいなーと思ったけど、終盤のブロックは変えられそうにないのでこの位置に。

図らずともfiesta in chaos と同じような位置になってしまったのはご愛嬌。

13. マーメイドスキャンダラス

ハッチマーメイド(8まいめ)は崩さないと考えると、中盤の最後をアルバム1曲目→2曲目で固めるのも新しいですよね。

曲終わりは、原曲には無いけどジャーーーーンとかき回して欲しい。

 

 

ドラムソロ〜セッション

これも延期後のツアーと大方同じでしょう。

14. 世界はファンシー

Patrick Vegeeのリード曲、満を時して登場。この位置以外が想像つかないです。

この位置にPhantom Jokeを持ってくるのも考えましたが、序盤にファンシーをやるのもしっくり来なくてこうなりました。あとは4月の fun time HORIDAY 8 でセッション〜Phantom Joke があったはずだと妄想しているのも理由です(さっきも言った気が…)

15. スロウカーヴは打てない (that made me crazy)

たぶちお気に入り曲。Normalでもこの位置だったし、よほど終盤のいいところで演奏したいという思い入れがあるのだと思います。

レイテンシーを埋めていっます!からダイレクトで次の曲へ。

16. crazy birthday

スロウカーヴ〜絶好球、八つ裂きでいいじゃんの8thツアー。延期後のツアーではアンコール1曲目でしたが、もともとこの位置で天国と地獄に場所を取られたのかなーと邪推。

おしまい!は無く、間髪入れず次の曲へ。

17. kid, I like quartet

オブラートに包んだら食べられておしまいなVegeeツアー。どの曲順で聞いてもブチ上がれるこの曲、序盤での起用が多めだったので、終盤のトリ前に置いてみました。
ここら辺は、Normalツアーの「スロウカーヴ→君瞳→桜のあと」、kaleidoツアーの「オリオン→カレイド→to the CIDER ROAD」にみられる多幸感を上塗りするセトリを意識して作りました。多幸感ハッピー爆踊りソングを並べて『食べられないなら、残しなよ』は流石に面白い。

18. 101回目のプロローグ

満を辞して登場。どれだけはちゃめちゃやってもこの曲で締めたら纏まるような力がある気がします。

 

 

本編終了。

 

En1. Simple Simple Anecdote

 Dr. Izzyのフライデイノベルス的立ち位置。アルバム曲をアンコールでやるのは望ましくない(田淵談)とはいえ、この位置しかないでしょう。

En2. オトノバ中間試験

これは変わらず。特に深い意味はないのですが、延期後のツアーでこの曲を聞いたときに、『物好きのためのこの曲がライブで演るにつれて成長していって、アンコール2曲目で「定番曲」として輝くまでになった』というのにすごく感動しまして。このことが、田淵が常々言っている「曲順次第で曲の印象が変わる」ことなのかなあと。

ジャーンとアウトロを伸ばして「ラスト!」

En3. mouth to mouse (sent you)

音源化後に演奏するタイミングが無かったので、このツアーで披露する気がして採用(fun time HORIDAY 8 では、アンコールで弥生町ロンリープラネット→春が来てぼくら を演奏するとたしか言っていたので、ftH8でこの曲はやらないと推測しています)。

こういうミドルテンポの曲で大団円を迎えるのは個人的に好みだし、最新アルバムのツアーなのにマスターボリュームではじまりmouth to mouse で終わるというギャップも『通常営業のユニゾンらしい』のでは?と思ったりしてます。

 

 

***

 

こんな具合でしょうか…

いや、この企画ほんとに皆さんクオリティが高すぎて高すぎて…他の作品に負けじと頑張りました。。

最後に、企画を主催してくださったハグルマルマさんに最大限の感謝を…

企画がそろそろ終わるのは寂しいですが、明日の記事でぶちかましてくれるのを期待してます(圧)。

 

お読みいただきありがとうございました!

 

2022 楽曲総括

楽曲派の皆さん、あけましておめでとうございます。

 

2022年楽曲総括の時期が通り過ぎました!(大晦日に下半期10選を上げるので精一杯でした)

 

今年もお手柔らかに頼みます…

 

2022 楽曲40選

上半期、下半期で20曲ずつ選んでいます。

1位→10位

これPCで見てる人すげえ見づらいかも。

 

<コメント>

  • ツアーでのkaleido proud fiesta → to the CIDER ROADが、本当に人生の全てみたいなセットリストで…。2023年のUNISON SQUARE GARDENはこれを超えるのが求められるので大丈夫か?となっています。
  • 2位「コメディなヒーローになれたなら」、実質2022ベストソング。Van de Shopを知れたことが昨年の大収穫でしたね。
  • 声優楽曲の中では、デネブとスピカよりも「はじまりのセツナ」が刺さりました。杉山勝彦最強。

エクレール」は、再生回数ではなぜか3位。一時期、バカみたいに鬼リピしてたし今も周期的に聴いています。

 

 

11位→25位

 

<コメント>

  • 「幸せになりたい 楽して生きていたい」歌詞共感度グランプリ。
    余談:友人のSONYの5万円くらいのヘッドホンでこれを聴いたら、低音の迫力とオーケストラの音の広がりがヤバくて、もう私の5000円のイヤホンでは聴けないという事態が発生しております。
  • 「はじまりの鐘が鳴り響く空」って、AiRBLUEの中でもトップクラスで良い曲だと思っています。倍拍と半拍、歌詞を詰め込むところと伸ばすところ、ストリングスの微かなフレーズ、伊藤賢さんの編曲術に感服………
  • あと「発明家」も、TLで自分しか呟いてないのでみんな聞こうね。
  • 帰りの会はこの曲ももちろん好きだけど、同じEP収録「ゴースト」も最近よく聞きます。何度でも言うけど、帰りの会リードギターはマジで芸術。バンド音楽が上手い、というか、3種類の楽器でやることに意義とプライドを持って奏でているような気さえしてます。

 

 

26位→40位

<コメント>

ここでは、これまで言及していない曲について、いくつか。

  • 白夜 - 秋山黄色
    上半期ベストには迷った末「燦々と降り積もる夜は」を選びましたが、結局こっち。「幸福で死にたくないってのは この地球上でいちばんの不幸だね」この歌詞が好きすぎて永遠に聴いてました。
    色々語るのがアレになってしまいましたが、リスナーとしてはまた彼の音楽が聴ければいいなというのみですね…
  • I.F.S.G - wagamama
    これ、12月に知った(5月リリース)のですが、トンデモナク良いです。明らかに、知名度と曲のクオリティが合っていないので、もっと多くの人に見つけられるべき。
    オシャ系シティポップだけど、けっこう歪ませたギターとシンプルな鍵盤の彩りが絶妙。ちゃんとリズム隊も目立つし、ただのオシャレ系とは一線を画してます。そして歌が上手い!!
  • めいびー - Dannie May
    みんな大好き四つ打ちポップアンセム。Dannie Mayって全く知らなかったのですが、この圧倒的ポップ感はドンピシャでした。斬新な何かがあるわけじゃないけど、PKで真ん中に蹴るみたいな、ポップのど真ん中を行くサウンドが絶妙にクセになる。
  • ソワレ - 星街すいせい
    ナナホシ管弦楽団………!!!!
    転調とコードについてはいろんな人がまとめてくれている思うのですが、ブラスアレンジや歌詞もかなり好みです。「僕らの街じゃ暗がりは合図だ」とか。2Aの16ビート+ホーンのアレンジとか。とにかく情報量に圧倒されます。
    星街すいせい、マジで歌上手いな…

 

 

アルバム9選

左上→右下、1位→9位

  1. But Wait. Cats? - [Alexandros]
  2. TICKETS - 竹内アンナ
  3. ペンシルロケット - 黒子首
  4. ONE MORE SHABON - 秋山黄色
  5. Travel The Galaxy - Suspended 4th
  6. telegraph - Kroi
  7. ART MUSEUM - POP ART TOWN
  8. ヤバすぎるスピード - ハンブレッダーズ
  9. 光を投げていた - 小林私

 

こんな具合でしょうか。ちなみに10位には「結束バンド」を入れるつもりでした(アニメは観ていません本当にごめんなさい)

上半期/下半期10選で触れたので特に言うことは…ないかな。

 

 

 

 

あっ、アルバムといえば(強引)、某ゾンスクエアガーデンのアルバムが発表されましたね。

2023年も楽しみが過ぎます。

これについても記事にまとめたいですねー

 

というわけで、今年もよろしく頼みます!!!