はてなミント

音楽について書きますー

ライブレポート&考察!〜UNSION SQUARE GARDEN Tour 2022 kaleido proud fiesta 福岡サンパレス公演〜

かくして♪

抹茶ミントです。

素晴らしいバンドの、素晴らしいシングルの、素晴らしいツアーへ行って参りました。

言いたいことが沢山あるので、全部詰め込みます。一応ツアー中ということで、今後参加予定のある人は見ない方がいいですよというアナウンスを。

それでは!

 

 

※下の方に箇条書きで書いてるのは、セトリ予想部視点でのコメントです。

開演前

超蛇の列(長蛇の列の2.5倍くらい)を経て入場。チケット売れ残ってる割に客多いな〜とか思いつつすれ違うユニゾンファンたちを眺めながら、🦔タオルを肩にかけて待機。ちなみに🦔タオル持ってる人とは1人も会わなくてちょっと悲しかった。

後で考えてみれば、サイダロに救われた今回のライブにこのタオルのチョイス、これが運命だったんだ(なんでもこじつけるオタク)。

席は真ん中ちょい斎寄り。ほぼずっとギタボを見ていたのでギタボの感想しかないです(斎ギャ)

ステージ上にはB-Side 0の時みたいに紗幕が張られていた。1曲目マイノリティ・リポートだと信じていた筆者は「イントロで幕が落ちるのLitH2じゃ〜ん」などと考えてた。そういえば運営さん、LitH2の円盤化はまだですか?

SE 絵の具

真っ青なライトの中、いつもの順番で3人がやって来る。幕には3人の影が写り、直接は姿を確認できない状態。

福岡公演では、ギタボが出てきてから拍手が永遠に鳴り止まなくて、ギターをチャカチャカって鳴らして静まらせてたの面白かった。

01.harmonized finale

絵の具に重ねてピアノイントロからスタート。

幕に映る3人のデカい影が「スリーピースバンドだ!」って感じで、同期音を入れていても3人であることの意思が伝わった気がした(深読み)。

1曲目で「あ、ギタボ絶好調な日だ」って分かるほどの美しいハイトーンとギターソロ。姿が見えないから曲に浸れるのも良かった。

人間なんて皆目は、の包み込むような歌い方が特に最高。

落ちサビで背景に満天の星空のような無数のライトが発光。星空の下で「harmonized  finale 星座になる」と歌い上げる斎藤宏介さんが無敵すぎて……。

  • 「I miss youを通過して」「沢山の願いをのせて」「ここからまた始まってく」このツアーのための歌詞みたいなもんだけど、こんな素直な使われ方するの?とかなりびっくり。フォロワーのセトリ予想が的中しててちょっと笑った(この後も的中が連発してずっと笑ってる)。

めちゃくちゃ余談だけど、星空の背景のやつめちゃくちゃこれだったので載せとく↓

youtu.be

02.箱庭ロック・ショー

ようこそ!→ハイハット3カウントで始まり、イントロで幕が上がるという演出。幕は落ちる方が好きです(小声)。

曲調的にも2曲目の印象は無かったので意外。おそらくハイテンポメジャーキーのキラーチューン(kid、フルカラー等々)を予想していたフロアの客が「え?」みたいに戸惑いながら右手を上げてるのが「分かるよ〜〜〜」になった。

明るくてシンプルな照明で、ステージの姿がようやくはっきりと見えるようになり、プラネタリウムのような前曲から打って変わって"ライブハウス感"がある演出だった。

ギターソロ神定期(欲を言えば前に出て来て欲しかったけど、序盤だし仕方ないね)。

  • 「君を追いかけるよ その未来まで」→「例えば君が真ん中の世界とかがあって」。2曲目なのは初っ端に「すべてのストーリーを流線型にしたい」と宣言するため?
  • 「現実に負けないスケールで新世界が描けるのなら」、この後もよく出てくる「現実」は一つのキーワードになりそう。
  • 「五線譜と空のベンチ」とスカイウォーク要素もありつつ

03.世界はファンシー

ギタボがカポを外しつつ「セカイハファンシッ ワンツッスリッフォッ ジャッジャッジャジャジャジャ(黄色のアレ)」

基調の照明で渦巻きみたいなアレがぐるぐるなっててカオス(文章もカオス)。

ギタボ「れぇ⤴︎き"だ"い"しょうぐんとかもマジちょろぉいっ」「マイファンタスティックギタッッッ」絶好調。

  • 前のツアーで美味しい位置にいた曲が序盤に来る法則が久しぶりに適用されたの嬉しい。

04.シャンデリア・ワルツ

そういうこと〜〜〜!

4曲目でいきなりポップチューンを入れて会場が明るくなるやつ好き(ベースの人がいきなり暴れ出すのも好き)。

イントロの最初のスネアで無意識に飛び跳ねてしまったね。割と後方だったけど2サビでベーシストと交信できた自信があります(オタクみんな言うやつ)。

「分からずやには〜」のあのポーズも拝めたし、この曲に限ってはベーシストにばっかり目が行っちゃう。

  • 「奥手なシャンデリア 願いを放て」→「その願いを叶えようか」。願い=「誰かを救いたいとか 君を笑わせたいとか」と解釈すると、序盤に配置したのも納得。
  • Normalのアトラクション、Vegeeのインビジ等、マイナーキーからポップに振り切って最初のブロックを〆る傾向。
  • 世界が始まる音=祝祭の鐘説はどこに行った?

ここで暗転

 

05.セッション〜CAPACITY超える

ドラム→ギターと乗っかる激オシャセッションがいきなり始まり「UNISON  SQUARE GARDENです。最後までよろしく」(バーテンダーのいらっしゃいませみたいな言い方)(ニュアンス)とコールしてからイントロへ流れ込むという、センスの塊みたいな始まり方。

怪しげな照明の中、安定感たっぷりの演奏。ラスサビ前の「そこでハッとしてる さらにグッと堪えて」のとこ、裏でオクターブのギターが入るのがとても好き。ギタボ忙しそうだけど。

  • 「全部が全部忘れちゃうくらいのおかわり」=kaleido proud fiesta???
  • 「炊き立てのご飯」と新米備蓄米、「寝ても覚めてもおんなじ景色」と眠れない夜でゆるく繋がる
  • 正直このゾーンは「2軍3軍曲大放出ゾーン」な気がするので歌詞に深い意味はないかと。この曲、2014年のQue然り、UNICITY LIVE ONLINE然り、レア曲の象徴みたいな扱いで割と頻繁に演奏するっていう謎の立ち位置に立ってる気がする。

06.Silent Libre Mirage

そういうこと〜〜

ハイハット4カウントから。前に比べて、イントロのコード弾きがシャープになったというか、カッティング気味にはっきり聞こえるようになってて、個人的にはこっちの方が好き。

曲の爽やかさそのままに、水色の水流のような照明が好みで〜。

ドラマ主題歌、配信シングルという肩書きなのにすっかりレア曲と化してしまっているけど、もっとやって良いんですよ?

  • 五臓がロックして無敵モード」。無敵の予感を言い当ててるね。
  • あてもないままにかき分ける「今」が、誇れるようになる前の話。
  • 位置的にはMMMEと全く一緒だけどいいの?

07.Own Civilization(nano-mile met)

SLMを〆て暗転したのも束の間、間髪入れずギターイントロ(摂食ビジランテかと思った)。

それこそ摂食ビジランテと天国と地獄の中間みたいな激しさの真っ赤なライトが飛び交い、前曲から流れは一変。まさに「有り体たる流れを変えてやろう」。

自分としては、CAPACITYとSLMで大人しめに聴いてたけどこの曲でめちゃくちゃ暴れてしまって、そんな人存在しないよ〜って自分で思ってた(アルバム1曲目で暴れがちなオタク)

  • 「nano」、やらない訳ないじゃん…気づかなかったのが悔しい。7曲目は偶然じゃないはず。
  • 「差し出された手は噛みちぎるけど」。オリオンで伸ばした右手と、テンパロで照れながら握った手は同じ手なのか、違う手なのか。
  • というか同一アルバムの1曲目と終盤の曲は大体リンクするのずるい。この曲とテンパロ、さらにシャンデリアとto the CIDER ROADも。

08.ラディアルナイトチェイサー

その判別はお前がダサいだけ!

女王蜂との年越しライブのパンデミックサドンデスと全く同じ繋ぎで、これもまたの照明。BSSSUSの円盤のそれとほとんど同じだった気がする。

ベーシストが禍々しい動きをし出すし、ダブツが忍び寄るが本当に田淵にしか聞こえない。

サビの最初の1小節でこれでもかと点滅するライトがうるさすぎて良かった。

演奏、歌の完成度がすごくて、やっぱさすが元アルバム曲だな(?)

  • 年越しライブのアンコールが年明けのライブの練習だった説本当に笑える(何かが変わりそう→ftH8、アイワナ→タイバニイベントで披露済み)。
  • 「フィクションじゃなさそうだね」=現実ってこと?
  • 神様繋ぎでftbとはうまく繋がるけど、特別文脈の意味はなさそう。

09.fake town baby

ラディアル終わって拍手してたら気づいたら歌い出してた。ここの仕組み分からんから誰か教えて〜

舞洲の照明のイメージが強かったけど、それとは違って想像以上に赤かったってことしか覚えてない。2Aで空を切りまくるベーシストも健在。

例によって絶好調のギタボ、「君が決めろよ」の「よ」とか、ハイトーンを軒並み決めていくのが気持ち良すぎた。

サビ後半のコーラスが入るとこのウネウネする照明、PVツアーの天国と地獄「今夜も駄々騒ぎ」でウネウネしてたやつと全く一緒でちょっと笑っちゃった。

勝算万全お待たせっジャーーーーーンと伸ばしてかき回し。誰にも伝わらないけど、ジャーンのギターがコード(C#m)じゃなくて開放弦を鳴らしまくるのがカッコ良かった。開放弦×歪みが大好きなので(Vegeeツアーのカラクリカルカレ)。

  • 「前提享受して走れ 進め」「運命なんて所詮は君の手中さ」「この街を愛してる」「喝采万来」など、ほとんどカレイドな歌詞。前半のトリという大事な位置に置かれたのも納得。
  • 「真実なんてないくせに」と、前半で頻出した真実/現実/フィクションといったワードを一蹴し、「夢を見続けないか」に繋げている(こじつけ)
  • 実質MMMが4曲続いた「MMMゾーン」。そういえば、リリースとツアーの流れとか2017〜18年を感じるので、実質MMMな9thアルバムに期待やね(?)

 

暗転。

 

10.5分後のスターダスト

クリーンギターのアルペジオをちょっと弾いてから、イントロ。

実は、事前にネタバレを踏んでしまってこの曲をやることは知ってました(てへ)。

それでも、知っていてなおイントロで震えたのを覚えている。ユニゾンのバラードで多分一番好き。

1stシングルのカップリング、B面ツアーでお蔵入りだと思ってた。曲は全く色褪せず、今のスキルで聴ける5分後のスターダストが本当に綺麗で…(特に今日のギタボが恐ろしく完璧だった)。

これも伝わらない案件だけど、音源と比べてsus2やomit3などの幻想的な響きが目立って聞こえた気がする。

金木犀の照明も美しかったな。恐らくもう生で聞けないの寂しすぎる。

  • 「綺麗な景色になりそうだ」→「綺麗すぎて忘れられないような景色になる」、そのまますぎる。
  • ダスト=埃。誇り。今を誇れるか?(大喜利)
  • Trick or Treat→金木犀→冬の終わりと季節が過ぎる。

11.弥生町ロンリープラネット

感想:概ねLitH。

よく聴いてみると、改めてロマンチックで歌詞も良くてあー良い曲だな〜みたいな、それだけの4分間で幸せだった。

星テーマでタイバニと親和性高いのに、ハモナイの星空演出をここで使わなかった(オリオンまで温存してた)の偉すぎ。

ナノサイズに繋げて驚かすのかなとか思ってたら、まさかの単独ロンリープラネット

「そして僕らの春が来る」

「シーーーーーーーーーーーン(静寂)」

(あ、繋げないのね)←会場内の察し

「パチパチパチパチ」

みたいな謎のコントが繰り広げられてて笑った。

  • 弥生時代からバレている」、気づかんかった。
  • アルバムツアーでやってないから救済的な意味合いも強そう。バラード2曲続けたのは、こうせざるを得なかっただけかなとも思う。
  • 君を追いかけるよ→「追いつくまでごめんね ちょっと時間がかかるよ」。

 

バラード2曲続けるの、武道館みがあった。

 

12.セッション〜ワールドワイドスーパーガール

テケテケテケテケを無限に繰り返すギター:ギターに乗せて自由にドラムを叩きまくるドラム:暇そうに水飲んだりストレッチするベース

というシュールなセッションを経て、ドラムのタイトルコールから本イントロ。

セッション中は、武道館のスカースデイルみたいな照明で、色は暖色系で数色ローテしていた気がする(武道館に例えたがるオタク)

曲順が、バラードゾーンから盛り上がりにかかるポップ曲という点で、スカースデイルからシュガーソングの流れを思い出した(武道館に例えたがるオタク)(照明はスカースデイルに例えてるのに曲順はその次のシュガーに例えるというややこしさ)。

もちろん2サビうさぎさんポーズも健在。

繰り返して悪いけど、カラフルな照明とサビの盛り上がり方が完全にシュガーソングだったのが、これがシングルツア〜〜ってなって本当に良かった。

  • ワールドワイド↔︎ナノサイズってこと
  • 冬の終わりから麦わら帽子の季節へ。

13.ナノサイズスカイウォーク

きみのもとへ→流星のスコールバリのシームレス繋ぎ。

この曲から、ステージに縦長のライトが出現。雨が落ちるような照明が印象的だった(水と雨についてやるんかな?って思っちゃった)。

ワールドワイドのワクワク感そのままに、ポップさに疾走感も加わってまさに無敵の予感。

2Aのドラムが好き定期。

「8割くらいはヤッカム・デイヴィットぅあい」←好き。

2サビ終わり「ナノサイズスカイスカイウォクッ」と切って、ドラムで1小節繋いでからギターソロ。前に出てきて音源の倍尺のギターソロをかき鳴らすギタボが、カッコ良くて…。

音源では、メカトルデイライ等の「抜いてきたな〜」感が強かったけど、ライブで聴くとアイラブニージュー/ここであったがけもの道のようなハッピー感が味わえて、ライブ映えってまさにこういうこと!

  • 唯一のカップリングとして、最大限輝く位置に置いてくれてありがとうございますという感じ
  • 「君にすぐ辿り着く」「君の目をちゃんと見てる」、追いかけていた君に辿り着く寸前。

 

暗転

 

 

14.セッション〜サンポサキマイライフ

ドラムきっかけでかなり良い感じのセッション(語彙力皆無)が始まり、ハイハット4カウントからイントロ。

自由に楽しんでいってくださいよろしくぅ!のところ(武道館に以下略)で「サンポサキマイライフッ」とタイトルコール。

筆者はイントロが鳴ってもこの曲だと認識できなかったので、タイトルコールで我に帰った。

デーッデデーッデッデッデデー\ハイッ!/ ←たのしい

照明は暖色系のライトが割と激しめに飛び交うという、斬新なスタイル。

演奏、歌、照明、曲順、全てがかつてないほどスマートなサンポサキマイライフだった。これを超えるサンポサキマイライフは今後無いんじゃいかとさえ思ってる。今は。

  • 「あったとてせいぜい3分間のドラマ」→「史上最重要なドラマが控えてる」→「子供騙しsuch a メロドラマ」。「絶景かなのあみだくじ」も繋がる
  • サンプル係数→「森羅万象サンプリングしてみたい」
  • 君を追いかけるよ→追いつくまでごめんねちょっと時間がかかるよ、と来てサンポサキをエスコート。きみに追いついた/もう追いつく、ってこと?
  • 箱庭に続き「そんな使い方する?」枠。個人的には、序盤に聞くよりこっちの方がハマってる気がする。

15.オリオンをなぞる

そういうこと〜〜〜〜

イントロで1曲目以来の星空が再び出現。

ドラムの後ろのミラーボール(?)から永遠と光が出続けてホールの側壁に映るという演出。どうやらMVの再現らしい。

照明はずっと固定だった気がする(違ったらごめん)

舞洲と同じ2Aでドラムが爆発するやつ。

正直、この曲にはどうしても勝てないんだよな〜〜〜という感情。

何も考えずに、ただデカい音に身を委ねている感覚がひたすら気持ちよかった。

  • こんな素直な使い方する?って思ったけど、オリオン→カレイドは崩す気なかったんだろうな〜と推測。フォロワーのレポに「史上最強の前座」って書いてて笑った。
  • ワンマンツアーで本編最終ブロックに置かれるのは確かSSS以来。その前はPoplarツアー。意外と前半での演奏が多かったのね。
  • 君に追いついたところで「僕がいてあなたがいて それだけで十分かな」→「今あなたと僕だけで夢を見続けないか」

16.kaleido proud fiesta

スティックカウントから「かくして♪」

イントロで七色に光るステージ、背景にはジャケ写のフォントでUNISON SQUARE GARDENのバンド名が「ゴーーー」って感じで降りてきた。

オリオンの星空から一気に照明がめちゃくちゃ祝祭。バンド名が七色に光るのもエモかったわね…

「綺麗すぎて忘れられないような ような景色になる」←本当にそれ。

2サビ後の「C’mon please DJ 問いただしてくれ〜」のところで三たび星空が出現。

「広がり続ける星空に〜」を本当に星空演出の中で歌うの、分かってても泣いちゃう。

一瞬しかないギターソロのところ、運指が大変そうで…

もうほんとに「祝祭」をステージ上で体現してる感じ。

  • ここら辺の組み方はモロOrOrって感じで好き。

17.to the CIDER ROAD

カレイドを〆て、拍手の中から微かに聞こえるイントロ……………

本当に…………………………………

照明がだんだんと絞られていき、暗くなった会場に響き渡るあのイントロに勝るものを教えてください。

×白、ツアーカラーのターコイズ(←この色より気持ち緑がかってる)の照明、奏でられる瑞々しいサウンドが何より誇らしくて、全ての感情を持っていかれた。

1Aで上手側に来たベーシスト、お返しと言わんばかりに2Aで下手側で暴れてたのナニ?ってなった(いきなり冷静)

「退屈なレモネード」で黄色×水色になる照明、分かってる〜

「本当は弱さは強くて 涙こそ道しるべ」←なんて良い歌詞なの

照明の色味がLitHの炭酸の映像に似てたし、後ろにバンド名を背負ってるのはリバイバルCIDER ROADロゴを思い出させた、ここ2年のto the CIDER ROAD総集編みたいな感じで愛(早口)

  • 無敵の予感だ→「予感はここだ」
  • もしかしたら「音楽と行こう」もこのツアーの練習だったりした?(配信ライブでツアーの練習をするバンド)

ここで考察

詳しい説明は省くけど、

kpfにおける「未来」=「祝祭」=「喝采のロードサイド」

「未来を迎えに行く」:いつかロードサイド行われる祝祭に向かって行く

※ロードサイド:道端、沿道

kpfの最後の歌詞「祝祭の鐘は鳴る」:鳴った、ではなく、鳴る。つまりまだ祝祭に向かう途中

to the CIDER ROADの歌詞の示す内容:流行や誘惑に惑わされず、自分たちが良いと思う刺激的な道(CIDER ROAD)を通る決意

このことから、CIDER ROADを行った先に祝祭(kaleido fiesta)があるのではないか、と考えられる。

主語をバンドにすると、自分たちの曲が売れないことを知り、それでも大人たちに惑わされず、自分たちの思う道(=CIDER ROAD)を進んで行った先には、必ず綺麗すぎる祝祭が待っているのだ、ということ。

こうみると、シャンデリア・ワルツ「行き着いた先に何もなくても」と歌っていた頃からの考えの変化が感じられる。これこそ「史上最重要なドラマ」なのかもね。

まあどうであれ、いちばん好きな楽曲がいちばん美味しいところで演奏されたということ、そこに立ち会えたというだけでなんとも言えない感動があるよね。

18.セッション〜10% roll, 10% romance

サイダロを〆て、これで終わりかと思いきやドラムがツッタンタカタンと流れ始める(CITSツアーのシャンデリアのニュアンス)

ドラムに乗せて「UNISON SQUARE GARDENでした、最後の曲です」と宣言すると、テンパロのAメロのコード進行をアレンジしたみたいなキラキラセッションに突入。そのままハイハットからイントロに流れ込み、大団円。

短7度のコードが好きすぎるので、このセッションはめちゃくちゃ我得だった。春フェスのセッションも恐らくこれと同じだったのだろうと邪推。

照明全部乗せみたいな明るいステージだったから、サーチライトが全然目立ってなくて笑った。ただ照明を見る余裕がなかっただけかもしれんけど。

最後は「UNISON SQUARE GARDENでしたバイバイ!」であっさり〆。

カレイド→サイダロがクライマックスだったので、ラストはあっさり爽やかめに終わったのがバランス良。

  • 「次はどこへどこへ行こう」→「どこへでも行けるさ」等々、前曲とはふたつでワンセット。
  • 「運命に踊らされてく」。予想した運命関連曲は全て外したけど、この曲でカバーしてたのね。
  • 「照れながら手を握ったら」。君を追いかけるよ、から始まり、手を握ってキャンバスに踏み込むというストーリー。
  • それにしても、サンポ→オリオン→カレイド→サイダロ→テンパロと、多幸感を順々に上書きしていくセトリが凄すぎる。kaleido proud fiestaという大名曲の後ろに持ってくるのに相応しすぎるセットリストだった。

 

本編終了。

本編が強すぎたから、正直アンコール無くてもいいよ〜って思ってた(祝祭モードのまま大余韻で素直に終わらないのがこのバンド)。

本編で大満足した上で「あと3曲も聴けんのラッキー🤞」みたいなライブがいちばん良い。

 

 

01.Cheap Cheap Endroll

何も言わずに楽器持って、唐突に始まるエンドロール。流石に爆笑した。

音源の1.3倍くらいのスピードで駆け抜けて一瞬で終わるのマジで何だったんだ、という感じ。

ベーシストが文字通り微動だにしなかったのがこれまた爆笑ポイント。数年前のツアーで床に寝っ転がりながらベース弾いてた人と同じですか???(まあ彼も疲れてるんだろうな〜って思ってたら2曲後に全力疾走してて「いや体力残ってるんか〜〜〜い」ってなったのもいい思い出)

とにかく赤くしときゃいいだろみたいな照明がほどよくチープ感があって楽しかった。

  • Vegeeのクレバと全く同じ立ち位置。次のツアーではこの位置にガリレオ/アイラブニージューあたりが来そう。
  • 文脈は…無いかな。

02.シュガーソングとビターステップ

アンコールありがとう!→ドタラタドタラタッタッタタトトタ。

蓋然性合理主義ポーズも、感想スティック回しも、ワーミーペダルも生で拝みました。

ハッピー✌️😎✌️みたいな感情。言うことなし。

  • 全国回るしとりあえずやらないといかんだろ〜ってことでしょ?

↑感想少なすぎて申し訳ないのでフォローしとくと、「パーティーを続けよう」「祭囃子のそのあと」と、祝祭の後の後夜祭?とも取れる歌詞が一興でしたね。

03.場違いハミングバード

ラスト!ワンツッスリッフォッ(絶叫ではなく音源寄りカウント)

全力疾走おじさん、上手側で4〜5回宙を殴ってて「元気だな〜」(先述の通りです)

安定のスモークに×と、これしかないよ〜みたいな演出。

「手術中につきご法度です」のとこだけ照明が引くほど真っ赤。そんな手術やだ。

冷静に、バンドロゴ(ロゴでは無い)を背負ってシュガー→場違いで締めるの、「UNISON SQUARE GARDENですが何か?」みたいな気概を感じた。

(スーパー祝祭モードが終わって瞬で通常営業に戻るのひねくれてて好き)

UNISON SQUARE GARDENでしたバイバイ!」爆速でベース預けて退場するベーシスト、相変わらず。

  • 「場違いなハミングバードでも 今誇らしげに鳴くから」
  • 記憶の限り、場違い〆はCITSツアー以来。終盤での披露も久しぶりで、LitHを思い出してしまったね。

 

ライブ終了。約100分。

顧客満足度10000%で退場。

 

セットリスト総括

<前半:最近のマインド詰め詰めセトリ>

M2、M4、M7〜M9が顕著。

M7からの極端な尖り方とかまさにそれだもんね(フェスの摂食エイリアン)。

<後半:フォロワーの妄想セトリ>

随所にOrOrを感じられたセトリだった(ドラムソロ無し、カレイド〜テンパロ等)。

最後のブロックは過去イチ良いセットリスト。

to the CIDER ROADが〜(感想概ねこれ)

いちばん好きな曲を、いちばん美味しい場所でやってくれてありがとう以外の感情がない。

<限りなく素直なタイバニ曲の配置>

裏の裏は表?

ここまで素直に出されたら、もう普通に感動しちゃった。

 

最後に答え合わせを。

7/21。正答率33%。場所的中は無し。

負けました。

 

〜〜〜

 

いや、良いライブでした〜

(↑ライブレポを書くことで実質2回目のライブを経験していることになる人)

 

10000字を越え始めたので、ここら辺で。

最後に、字面だけで健康に良いセットリストを載せておきます。

UNISON SQUARE GARDEN Tour 2022 kaleido proud fiesta セットリスト

harmonized finale
箱庭ロック・ショー
世界はファンシー
シャンデリア・ワルツ

CAPACITY超える
Silent Libre Mirage
Own Civilization (nano-mile met)
ラディアルナイトチェイサー
fake town baby

5分後のスターダスト
弥生町ロンリープラネット

ワールドワイド・スーパーガール
ナノサイズスカイウォーク

サンポサキマイライフ
オリオンをなぞる
kaleido proud fiesta
to the CIDER ROAD
10% roll, 10% romance

 <encore>

Cheap Cheap Endroll
シュガーソングとビターステップ
場違いハミングバード

 

 

お読みいただきありがとうございました!

それでは!