はてなミント

音楽について書きますー

TIGER & BUNNY 2 Precious EVE 昼の部 ライブビューイング 感想

という名の、8割方UNISON SQUARE GARDENのライブレポです、ごめんなさい…。

 

こんばんは、抹茶ミントです!

 

今日はアニメ「TIGER & BUNNY 2」のイベントのライブビューイングとやらを、映画館で観てきましたよ〜
タイバニ歴は浅いものの、めちゃ楽しめたイベントでした!

そして、UNISON SQUARE GARDENのライブ、映画館で観れちゃったね…。なかなか貴重な体験でした。最高。

今回は、前半の企画の感想も書きますけど、ユニゾンのライブの感想が多めになります。純粋なアニメファンの方からしたら面白くないかもですが、あくまで「UNISON SQUARE GARDENファンから見たタイバニ」という立場で書かせてもらうので、ご理解ください。(だからといってタイバニが好きじゃない、ってことではないのは分かるよね?)

 

てな感じで。

 

UNISON SQUARE GARDEN ライブアクト

セットリスト

01. harmonized finale
02. リニアブルーを聴きながら
03. I wanna believe、夜を行く
04. オリオンをなぞる

05. kaleido proud fiesta

※01〜03はワンコーラス

 

2人のヒーローからの紹介を受けると、ピアノのイントロが鳴り「harmonized finale」で幕開け。3人とも、最初から感情を全面に出してプレイしていたのがグッと来たし、ギタボの笑顔を多く抜いてくれたカメラワーク良過ぎた。ラストの弾き語りのところで、棒立ちで浸るベーシストが公式の写真に上がってましたね〜。

ドラムフィルインから「リニアブルーを聴きながら」へ流れ込む。ここまで2曲は、それぞれの映画の映像をスクリーンに流しながらの演奏になっていて、タイバニの主題歌を歌うバンドなんだよな(当然)という実感が湧いてきました。あと、映像を流す関係なのか、今回は5曲とも同期ありだったのがレアだったね。
映画館ごとに音響変わるのか分かんないけど、私の行ったとこは比較的「ライブ会場っぽい音」で、ギター音でかああ!ってなったのを覚えてます。

次オリオンか〜って思ったら、ドラムがドコドコ鳴り出して、まさかのそれ。田淵智也が、TIGER & BUNNY の主題歌をイメージして作ったが日の目を浴びず、"非公式テーマソング"として世に出した楽曲、「I wanna believe、夜を行く」。このイベントで披露されるとは思っていなかったけど、のちの「kaleido proud fiesta」への伏線を張っておくという意味合いもあったのかもしれない。何にせよ「強いだけが正義ならばヒーローなんていらないし」「あのとき交わした約束は壊さない」など、この場所で聴けるのがエモエモでした!
余談ですが、昼の部のSTAFFトークで「5〜6年前に、タイバニ2期を作りかけて頓挫した」という話をしていたのですが、もしかするとこの曲と関係あるのかな、なんて思っちゃいますよね??。しかし、この曲は「harmonized finale」と同時期(2014年)かそれ以前に作られているはずなので、その線は無さそうですけど。ただ、歌詞などから「I wanna believe、夜を行く」を踏まえた上での「kaleido proud fiesta」という感じがしたし、タイバニとユニゾンの歴史には欠かせない曲だったんだと思います。

原曲通りのスネア連打から、満を辞して「オリオンをなぞる」へ。会場の「待ってました」感がすごく伝わってきた。1期のOP映像をバックに、同期ありの華やかなサウンドで奏でる「オリオンをなぞる」、TIGER & BUNNYへの最大のリスペクトが詰まってるように感じて最高でしたね…。御三方の満面の笑みも、そのリスペクトの表れなんだろうなと思います。

オリオンを〆て、「UNISON SQUARE GARDENです!」とひとこと。
「いやあ、久し振り!」とギタボが楽しそうに言うと、会場は大きな拍手。「最後に、次のTIGER & BUNNY 2 の主題歌をやろうと思います。kaleido proud fiesta」とタイトルコールをして、「かくしてまたストーリーは始まる」と歌い出し。

ピアノ、ストリングス、ホーンの"極上のアレンジ"が光る曲。曲の話をすると、確かBメロで不思議なコーラスが入っていた気がする。2サビ後にDメロがあり、間奏がほぼなく落ちサビ→ラスサビと続いていったの、息継ぎする暇ない…と思いながら観てました。10% roll, 10% romanceとかCatch up, latencyの類いで「これぞユニゾン」という多幸感がありますね(大満足)!
歌詞は、「史上最重要」「I miss youはいらない」「かくして快進撃は始まった」など、前作とリンクする部分が多く盛り込まれていて、泣きそうになっちゃいましたね…。

完全に余談ですが、サビの「歌え kaleido fiesta」と、英単語3語で真ん中を抜いているのが「Silent Libre Mirage」のアウトロと同じだ〜って思って聴いてました。もともと「kaleido fiesta」という歌詞で、「今を誇れるかだろ」みたいな歌詞(たしかあったはず)の「proud」が加わった、ってことなんでしょうね、、

 

kaleido proud fiesta、ユニゾンの曲の中でも、個人的ど真ん中どストライク。早くCD発売日が来て欲しい一心です!

 

イベント全体の感想

全体を通して、このイベントの感想をメモしときます(日記)。

こういうライブビューイングは初めてだったので、何もかもが新鮮でした。いつも通り(?)映画館で入場したら、スクリーンに「TIGER & BUNNY 2 Precious EVE」のロゴがどーーん。開演10分前くらいから、会場の映像とグダグダの出演者挨拶が流れてきたのも「今映画館にいるんだよな?」みたいな、変な感じでした。

どの声優さんも、2期を待ちわびていたのがひしひしと伝わってきて、良いなあ…と。平田さんと森田さんの掛け合いもアニメさながらで、面白かったですね。新キャストも豪華な顔ぶれで、皆さん楽しそうで何より…!楠木さん可愛すぎましたね。(木がない方ももちろん)

 

プレイスメント企業の発表、人生で、企業名を読み上げるのを聞くというシチュエーションの中では一番テンション上がりました。おーいお茶、一蘭、ローソンあたりでどよめきが起こってましたね。あと、ブルーローズがクーリッシュは似合い過ぎてて笑っちゃいました、、

スタッフトークは、どの方も「言っちゃいけないこと」に必死になってたなあっていう印象です。でも、監督がもともとタイバニのファンだったというのは、かなりアツいですよね。ファンの思いも背負って(プレッシャーもあると仰っていたけど)、いい作品になるんだろうなーと思います(小並感)。

 

全体を通して、色々な方のタイバニへの愛が溢れてたな、と。10年の時を経ても、この作品がどれだけ愛されてきたか、すごく伝わってきました。単純に「いいアニメだなあ」って思わされましたね〜。

そういえば、予告編の先行上映もありましたね!めちゃくちゃ痺れました。映画館の大迫力で、ひたすらカッコイイーーーってなってました。
YouTubeで見れる↓

youtu.be

 

勢いで書いたのでめちゃくちゃですが、こんな感じでお開きで。Netflix、契約しなきゃなー。

それではまた!

こびりつく不安定な意味【ワンフレーズレコメンド 1月25日】

この記事は、2022年1月にnoteで公開されたものを、はてなブログ用に再び更新したものです。内容はnoteと全く同じですが、レイアウト等ははてなブログ用に編集した部分があります。

※この記事は、企画「ワンフレーズレコメンド」1月25日分のものです。

こんにちは、抹茶ミントです。

今回は、企画「ワンフレーズレコメンド」の記事として書かせてもらいます。
「ワンフレーズレコメンド」とは、楽曲における数秒間のフレーズに焦点を当ててレコメンドする、という企画。

↓概要リンク

note.com面白くない訳がない!!!

企画ははやくも後半戦。前回は、メイさん(@usg_LitH2)の記事でした↓

note.comいやいや、最高です。何気なく聴き流していた歌詞が、一気に身近なものになる感覚。こんな素晴らしい記事の後続が、抹茶ミントなんかでいいのかしら…

前置きが長くなりました。はじめます!

 



はじめに

今回紹介するのは、崎山蒼志の「五月雨」という楽曲の

素晴らしき日々の途中 こびりつく不安定な意味で

というところ。1番Bメロの後半(1B'って言うんですか?)の頭の4小節です。下の動画では、0:47〜0:53の部分。

youtu.be読者の皆さんには、歌とギターのみのライブ感を味わって欲しいので、敢えてTHE FIRST TAKEバージョンを載せています

この部分を、①歌詞、②メロディー、③コードの観点で語っていこうと思います。長くなりますがご容赦ください、、

 


歌詞について

すばらしき日々の途中 こびりつく不安定な夜に
美しい声の針を 静かに泪でぬらすように
すばらしき日々の途中 こびりつく不安定な意味で
美しい声の針を 静かに泪でぬらして

これはBメロの歌詞です。この曲は、全体を通して抽象的・暗喩的な言葉が多いですが、この部分はそれが顕著に表れています。正直、よく意味が分からないですが、無理やり解釈してみます。以下、私のありったけの国語力を用いた考察です…。

まず、「美しい声の針」=「綺麗に聞こえるが人を傷つけてしまう言葉」と解釈する。だとしたら、針を泪で濡らしてしまうのは何故か。おそらく、針を人に刺してしまった罪悪感、後悔のせいだと考えられる。
何故なら、その「美しい声の針」は、「素晴らしき日々の途中」の「こびりつく不安定な意味」によって出てしまうから。自分でもよく分からない、落ち着かない感情。そのような、不安定な感情のせいで、人を傷つけてしまう。そして、不安定な感情は、素晴らしい日々にこびりついている。楽しい日常にも引っ付いて離れない、つまり誰も避けることができない。

なんて解釈してみましたが、正直なところ、歌詞の意味自体はあんまり重要じゃないと思っていて(ここまで溜めといて、すみません)。私がいちばんレコメンドしたいのは「こびりつく」というワードセンスです。

「不安定」=壊れやすい、脆い、落ち着かない、といったマイナスのイメージな言葉。この言葉に対して、「こびりつく」という、取りたくても離れない、といったニュアンスのある言葉を当てているんです。上記の考察でいうと、「人を傷つけてしまうことの、複雑で自分でもよく分からない不安定な意味(理由)は、日常から切り離したいが、くっついて離れない」といった意味になります。こうした微妙な意味の違いを、一言で表現しているのがこの「こびりつく」という言葉なんですよね。

さらに、発音の目線でみると、k音で楽曲に鋭さを与えているような気もします。語感の良さ、メロとの収まりも最高。これほど上手くハマった表現は無い、といっても過言ではないと思います。

 

メロディーについて

全編通して最高なメロディーですが、「こびりつく不安定な意味で」のところに注目します。(もっかい貼っときます↓0:50〜0:53)

youtu.be…分かりますか?歌詞の「不安定な」のところで、メロディーラインが一気に上昇していますが、このメロディーはちょっと掴みづらいですよね?口ずさみにくい、というか。単純にドレミで表せないような、微妙な音階のようにも聴き取れます。
さらに、リズムも若干タメていて、歌う時の崎山さんの匙加減に任せているように感じます。
こんな具合に、「不安定な」の部分はかなり不自然なメロディーになっていることが分かります。何が言いたいのか、察しました?

そう、「不安定な」という歌詞の部分のメロディーが、文字通り「不安定」になっているのです。

歌詞と音階が一致する、非常にキモチいい瞬間です。意図的にこうしたのかは分かりませんが、一瞬のあいだに込められた拘り、あるいは遊び心のようなものを感じます…。

 


コードについて

ギター弾き語りのこの曲において、伴奏の役割を担うギター。そのコードについて、レコメンドしてみます。もちろん、私はプロの音楽家では無いので、そんなに深い話は出来ませんが、自分なりに良さを語っていこうと思います。

まず、Bメロ前半の「すばらしき日々の途中 こびりつく不安定な夜に」のところのコードは、下記の通り。

C△7 →→ D7 →→ Bm7(11) →→ Em7

対して、後半「すばらしき日々の途中 こびりつく不安定な意味で」のところは、下記の通り。上記のところとは、メロディーはほとんど変わりません。

Csus2 →→ Dsus4 →D → Bm7(11) → B7 → Em7 →A7

あれ、なんか増えた…!?

前半と後半、メロディー・歌詞は、ほとんど繰り返しなのに、コードがだいぶ変わっています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

前半は、「ジャッジャッ」といったカッティング奏法。それに伴い、開放弦を使わない押さえ方で弾いています。コードも、メジャー7thや11thなど、いわゆる「都会的な響き」と評されるものが目立ちます。何となく、圧迫感があり、内向きで閉じこもったような感覚がしませんか?

それに対して後半。ジャカジャカとストロークするのに合わせて、開放弦を用い、より響きが広がる弾き方をしています。前半と、進行の大枠は同じですが、テンション(加える音)が異なり、幻想的な雰囲気が増しているようにも思います。狭い場所から、広い草原のようなところに出て来たような、開放感がありますよね。

このように、「都会的・内向きな前半」に対し、「幻想的・開放感のある後半」と、素晴らしい対比がなされています。そのため、同じBメロの中で印象をガラッと変え、そのままサビへ向かって盛り上がる、という流れが生まれています。

そして何より凄いのが、この対比をギターのコードの違いだけで表現しているということです。他の楽器の音を加えるのでは無く、ギター1本のみで、異なる世界観を描き分ける。天才です、崎山さん…。

 


おわりに

以上、3点について詳しく書いてみました。いかがだったでしょうか?

 

…なっがいね!

すいません。まあ書きたいことは全部詰め込んだので、満足です。この記事を読んでくれた方の、楽曲の聴き方が少しでも変わったら何よりです、、

それにしても、これまで「なんか凄い!」としか思ってなかった一瞬を、どうにか言葉にするという経験は、とても楽しかったです。この場を用意してくださった、主催者のハグルマルマさん、ほんっとうに、ありがとうございました!

次回はともろさん(@tormo0840)。どんな記事になるのか、楽しみです!

 

追記:ともろさんの記事、文章が綺麗だし、愛がめちゃくちゃ伝わってくるし、最高です…。皆読みましょう↓

note.com

それでは!

ライブレポート〜UNISON SQUARE GARDEN Tour 2021-2022 Patrick Vegee 福岡サンパレス公演〜

この記事は、2022年1月にnoteで公開されたものを、はてなブログ用に再び更新したものです。内容はnoteと全く同じですが、レイアウト等ははてなブログ用に編集した部分があります。

 

こんにちは、抹茶ミントです!

1月15日、福岡サンパレス。私の大好きなバンド・UNISON SQUARE GARDENのアルバムツアー「Patrick Vegee」に行って参りました。
今回はそのライブレポ、という名の、クソデカ感情をぶつけるだけの駄文です。情緒と語彙力が終わっておりますが、何卒よろしくお願いします!

※この記事はツアーのネタバレを含みます。

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それでは!

 

SE. 絵の具

実は、コロナ禍になって初めての生ライブだったんですよ。青色のライトの中、盛大な拍手に迎えられて入場する3人。この瞬間をどれだけ待ち侘びたものか…と思うと、涙が出てきて、うわあああってなりました、、1曲目すら始まってないのにこのテンションでいいのか?

 

01. Simple Simple Anecdote

絵の具フェードアウト→ギタボピンスポ→サビ弾き語りアレンジからスタート。この感じ馴染みあるな…って思ったら、LitHのmix juice のいうとおりのデジャヴだった(照明はシンプルだったからそれはちょっと違うけど)。初っ端「全部嫌になったなんて簡単に言うなよ」とか、良すぎる…

 

02. Hatch I need

「ようこそっ」と被せ気味でベースのイントロが始まる。スモークも焚かれててテンションが一気に上がったり。演奏もバッチリで、今後もやって欲しいなーとつくづく。

 

03. マーメイドスキャンダラス

アルバムのM1〜M2の再現。ここは素直に繋げないと思ってたから拍子抜けしたけど、この曲が3曲目っていうのも「Patrick Vegee」だな。ピンクの照明、マーメイドカラーってことなんだろうけど、曲の激しさとのギャップが面白かった(?)。
ワンマンで1〜3曲目を同一アルバム曲で固めるの初めてだよね?

 

04. Invisible Sensation

綺麗に繋がり歌い出し。イントロのグサグサしたライトが良かった。この曲で、会場の熱気がちょい上がった気がする(気がする)。
席がギタボ側だったので序盤はギタボしか見てなかったけど、それでも分かるくらいベースの人が暴れ始めてて笑った。
UNISON SQUARE GARDEN です!で〆。

 


MCは「(斎藤さんを見つめる田淵を見て)顔怖っ」とか言ってた。
カポが2フレットに付いてるのが確認できたので、「え、フルカラー?な訳ない…」とか思ってたら、、

 

05. フライデイノベルス

歌い出しで冗談抜きで息が止まった。え?やってくれんの?フライデイノベルスを?やばいやばいやばいやばい!ってなって、正直あんま覚えてない()。ただ、ftH6のライブ音源よりもテンポが安定してんなって感じた記憶がある。
選曲理由はうさぎさんたち?

 

06. カラクリカルカレ

カポを外し開放弦ジャーーーンからイントロ。冗談抜きで息が止まった(2回目)。赤のギラギラした照明が、6曲目のテンションじゃなかった。2Aでドラムがバグるのも最高。斎藤さん高音出しづらそうでちょっと心配だったけど、バチバチでもう言葉が出ないカッコ良さ。
Aメロで頭抱えて崩れ落ちてた私の左前の人、大丈夫かなぁ。

 

07. Nihil Pip Viper

「新曲!」からイントロへ。カラフルに移ろうライトと曲のポップ感がめちゃくちゃ合ってた。「蓋然性合理主義なんてガキの遊びだわ」の前のドラムがシュガーソングとビターステップのイントロで、ニヤニヤしちゃったよね。
安定感が半端なくて10年前の曲ですか?って思うほど。

 

08. Dizzy Trickster

ハイハット4カウントからイントロ。冗談抜きで息が(以下略)。心待ちにしていた曲なので、本当に興奮した。この高揚感は誰にも奪えないんだよ!白一色のサビが、ストレートに良かった。
ラスサビの最後で斎藤さんがマイクを掴んで歌ってたの、確かこの曲だったような。曲終わりにギタボのかわいい「テンキュー」が聞けて良かった。

 


ここで暗転。

このセクション、序盤なのにミドルテンポの曲が少なくて、ギア全開で突っ走っていくような構成だったけど、「Normal」以降はこれが主流になっていくのかね?

 

09. 摂食ビジランテ

3人が、真っ赤の真っ直ぐな光に後ろから照らされていて、この曲のイメージとピッタリだった。これまでアップテンポな曲が続いていただけに、「引き算の美学」を感じられた気がする。ライブで聴くとこんなに迫力出るんだ、、

 

10. 夜が揺れている

MMMEの静謐甘美秋暮抒情→夜が揺れているとほぼ同じ繋ぎ。まあ、摂食ビジランテみたいなシリアスな雰囲気と綺麗に繋がる曲といったら、暗さもあり切なさ・儚さもあるこの曲は適任だった気がする。青の四角いライト(?)が上下に揺れているのがキレイだった。最後の「バイバイ」が、skの声が枯れ気味だったのもあってか、めっちゃ甘い&切ない「バイバイ」になってたのやばすぎる、、

 

11. 夏影テールライト

スティック4カウント始まり。オレンジの降り注ぐような照明が「夏の夜」っていうより「夏の夕暮れ」な感じがした。夏影テールライト、いい曲すぎん?この曲を目の前でユニゾンが歌ってるっていう時点で感動してるし、好きすぎて「いい曲」以外の感想が出てこない。

 

12. オーケストラを観に行こう

同期のイントロで、冗談抜きで息止まった。夏影テールライト→オーケストラを観に行こう、なんて流れが存在していいのか?(君に近づきたいけど近づけない夏影テールライト→「吐息も聞こえる10センチ」だけど「まだちゃんと声に出来ない」オーケストラを観に行こう 泣くしか無くない?)
背景を黄色オレンジに染めた中、満面の笑みでコーラスを歌うベースの人が大優勝だった。頻繁にバンザイしてて、こっちも万歳しそうになったよね。当分聴けないと思ってたから、本当に良かった!
アウトロと同時にバンッと照明が落ちる演出も神がかっていた。会場、今日イチの拍手。

 

13. Phantom Joke

今日イチの拍手を切り裂くように始まったこの曲。オーケストラで素直に終わらないのが「グチャっと」ポイント(Normalのキライ=キライポジション?)。ドラムの手数やばかった定期。
落ちサビで、ギタボを前から照らして、影を背面に投影してたのが神演出。最後のかき回しも激しくてかっこよかったです

 

 

 

ドラムソロ〜セッション

暗転中にドラムの音チェックしてて、そのまま気づけばTKOにピンスポが当たっており、コール無しでヌルッと始まった。相変わらずやばいドラムソロで、言葉に出来ないです、、
割と長めのドヤ顔タイムを経て、セッションがスタート。クソ歪ませたままスラップをするベースソロ、最高だった。この次にファンシーが来るのは確信してたけど、謎のセッション(TKO数字叫ぶ→その分キメを入れる→スティック4カウント×4〜5回、みたいな)が挟まっていつ始まるんだ?ってなってた。

 

14. 世界はファンシー

結局、ギタボがボソッと何か言って(多分タイトルコール)、スティック4カウントから始まったのはめっちゃ興奮した。Aメロで、ベースの人が挙動不審極まりない動きをしながらこっち側(斎藤さん側)に来てて笑った。これぞPatrick Vegeeのリード曲、満を持して登場してくれて最高。

追記:Twitter見てて気づいたんですけど、タイトルコールしたのTKOだったっぽいですね…。すいません、、

 

15. スロウカーヴは打てない(that made me crazy)

そのまま繋げてハイハットが鳴りスタート。これも、Aメロで田淵がわけわからん動きしてて愛おしかった。照明が明るめで、客席も結構照らされてたからか、「楽しい」雰囲気が充満していて幸せだった。田淵の自信作が、終盤のいいとこで爆裂するの本当に好き(Dr. Izzyツアーのオトノバ?)。
ギターソロ、田淵が犬みたいにギタボに頭突きしてて面白かった。

 

16. 天国と地獄

Catch up, latency を確信して右手をあげたら、なんとなんと天国と地獄。縦に伸びる照明と暴れ狂うベースの人が最高だったし、安定のブチ上がりだった。「今夜も駄々騒ぎ」のとこでウネウネするライトが個人的ツボだった。

最後TKOヘッドフォン装着で次の曲を確信したのは私だけじゃないはず

よく考えたら、ワンマンでは2020年の大晦日以来、ツアーではOrOrの日替わり枠以来?意外とお久しぶりなのかも。

 

17. シュガーソングとビターステップ

フェスやん。フェスやんけ。終盤も終盤、黄色×ピンクのライトとともに聴くシュガーソング、多幸感の塊じゃんね…。ベースの人が「大嫌い 大好き」のとこで、客に向かって首捻ってたの可愛すぎた。
シュガーソングとビターステップ→拍手→「ラスト!」が定番と化してきてるの気のせい?

 

18. 101回目のプロローグ

言うこと無し。ラストに相応しすぎる、圧巻のフィナーレだった。相変わらずBメロのスラップ好き。何と言っても、アカペラゾーンの途中、skがマイクを遠ざけて生声で歌ってたの、もう……。それからバンドが加わって七色になるアレンジ、迫力がすごすぎた。
あと、客が意外と手を挙げずに聞き入ってたの良かった(何様?)。アップテンポだけど聴かせるタイプの曲で、カテゴライズしづらい、新しい終わり方だった気がする。

UNISON SQUARE GARDENでした、またね!」で本編終了。

 

 

 

アンコールMCは「出来る限りライブをし続ける」「新曲、いい曲すぎてビビるよ?」とか言ってた。

 

19. crazy birthday

「アンコール行きまァす!」からこの曲。後ろに2曲あるからか、ベースの人はわりかし大人しめだった。そういえば、TKOはフード被っててほぼ目隠し状態。「良くなくなくない?」は、CITSツアーの可愛いver. だった(可愛いver. とは)。
「八」つ裂き選曲なんだろうけど、やるならスロウカーヴ→クレバと予想していたのでびっくり。アウトロでskが下手側に出てきて、その位置のまま次の曲のイントロ弾き始めたの新鮮だった(そのため「おしまいっ」は無し)。

 

20. オトノバ中間試験

意外!en2っていう位置に演奏されるのが成長の証みたいで、孫を愛でるじじばばの気分になってた(?)。とにかくハッピーハッピーであんま覚えてないけど、制限タイムポーズもしっかりキマってたことは報告しとく。
ラスサビのとこで、ヘッドフォン付けるためにTKOがフード脱がされてたの笑った(同時にCatch up, latency が報われないことを悟った)。

 

21. 春が来てぼくら

楽曲の音が鳴り止まないまま、「ラスト」とともに同期イントロが流れる。いちばん幸せな時間だった。正直、ラストがこの曲って分かったときは「絶対泣くじゃん…」って思ってたけど、今回は感動<多幸感だったかな。いちばん最後に、全てを包み込んで肯定してくれるような感覚があって、「このライブに来て良かった」「今まで生きてて良かった」って思わされた。あと、ラスサビで真っピンクになる照明が花マルだね…。

 


ということで、以上がレポート(かっこわらい)になります。いや、マジでいいライブだった!!語彙力がしんでるけど許してくれ、、

 

ここからはおまけですが、予想セトリの答え合わせを、総括に変えさせていただくにゃー。

予想①↓

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予想②↓

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  • 「1曲目がアルバム曲」という点においては確信があったので、Simple Simple Anecdote 始まりはすごく納得&悔しい。
  • 「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」と「桜のあと」は、8枚目枠で絶対やるでしょ!と思ってたけど無かったね(あと、食べる枠のkid, I like quartet も)。終盤のマーメイドスキャンダラス→場違いハミングバードも自信あったけど、まさか3曲目とは。
  • それよりCatch up, latency 先輩よ!どんだけ不遇なんだ!(…冷静に考えたら、大晦日の対バンでやることが最初から決まってたから、ツアーのセトリからは外した説が濃厚)
  • 全体を通して「MODE MOOD MODE ENCORE Revival」だった(わけわからん)。個人的MVPは、夏影テールライト→オーケストラを観に行こう。絶対走馬灯に出てくると思う。
  • 追記:欲を言えば、Dizzy Trickster と夏影テールライトの前にセッション欲しかった…(完全なる私欲)。それにしても、アルバムのグチャッと度合いに比べれば、捻りの無いセトリだった気がする。もともとの同期無しセトリでは、もっとニッチなセトリになってたのかな…なんて邪推(でも、オーケストラを観にいこうと春が来てぼくらにしか救えない命もある)。

 


とりあえず書きたいことは書ききった!いやあ、思ったよりまとまりのない文章になっちゃいましたね…。
最後にセットリストを載せておきます。これ、字面だけで飯食えるぞ。

SE. 絵の具
01. Simple Simple Anecdote
02. Hatch I need
03. マーメイドスキャンダラス
04. Invisible Sensation
05. フライデイノベルス
06. カラクリカルカレ
07. Nihil Pip Viper
08. Dizzy Trickster
09. 摂食ビジランテ
10. 夜が揺れている
11. 夏影テールライト
12. オーケストラを観に行こう
13. Phantom Joke
ドラムソロ
14. 世界はファンシー
15. スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16. 天国と地獄
17. シュガーソングとビターステップ
18. 101回目のプロローグ

en.
01. crazy birthday
02. オトノバ中間試験
03. 春が来てぼくら

 

 

お読みいただきありがとうございました!

2021下半期ベストアルバム10

この記事は、2021年12月にnoteで公開されたものを、はてなブログ用に再び更新したものです。内容はnoteと全く同じですが、レイアウト等ははてなブログ用に編集した部分があります。

 

こんにちは、抹茶ミントです。

ついに冬!冬といえば、下半期ベストアルバムの季節!
ということで(前置き雑)、今回は「2021下半期ベストアルバム10」という題で記事を書こうと思います!

※この記事は、「2021年下半期ベストソング10」の記事とセットになっています。↓


それでは早速!

 

WOOLLY/さとうもか

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個人的に、これからのJ-POPを牽引していくアーティストの、最先端にいるイメージがある、さとうもかさん。めちゃくちゃポップだけど、言葉に出来ない「なんかすごい」感じがしますね。

1曲目「Weekend」で、いきなり不気味?というか、見たことない世界に引きずり込まれた気がして。「Woolly」で一気に視界が開けるけど、後続の曲もなかなかユーモラスで、飽きずにずっと聴けます。特に、「ながれぼし」とかは、バラードでメロは綺麗めなのに、コードは不協和音っぽいのがあって、癖になりますね〜。

 


ingredients/chillspot

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2019年結成の4人組バンド・chilldspot の1stアルバムです。お洒落を極めてますよね、このバンド。ティーンエイジャーなんて信じられないです。

最近のアルバムのフォーマットなのか知らないですが、前半にパンチ強い曲が入りがちなイメージがあります。このアルバムも、既発曲とかリード曲でM1〜M5を固めてて、いきなりフルスロットルで来た!っていう感じ。「夜の探検」では、Vo. 比喩根さんの声が、夜の暗さを思わせる。かと思えば「未定」ではポップに、「Groovynight」ではジャジーに、自由自在にリスナーを振り回します。聴いてて、ひたすら「うわあ、やべえ…」ってなりました。

 


夜にしがみついて、朝で溶かして/クリープハイプ

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何でこんなに早く出てくるんだ、もっと順位高いだろ!って思った方もいるかもしれません。イヤ、ほんとにそうなんです。一聴して、「このアルバムやばい!」ってすごく感動したんですよ。ただ、申し訳ないのですが、このアルバムを語れるほど、何周も聴けてないんです…。それで、この位置にせざるを得ませんでした…。

このアルバムで面白かったのは、共通の歌詞ですかね、、。「料理」と「こんなに悲しいのに腹が鳴る」とか、「キケンナアソビ」と「モノマネ」で歌詞リレーっぽいのをしてたりとか。歌詞についてはそんな深く言えないですけど、やっぱり尾崎さんは文学者だなあ、と思うと同時に、曲も相変わらず最高だなあ、と。「ポリコ」のギターリフ、めっちゃかっこいいですよね。

 


Amulet/SHE'S


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今年、結成10周年を迎えたSHE'Sですが、「追い風」のリリースで、知名度がかなり上がったように感じました。その「追い風」を2曲目に構えるのがこのアルバム。数日リピートするぐらいにはハマりました。

このアルバムは、曲順がめちゃくちゃ好みで、1枚を通していい作品だったと思います。まず、1曲目のインスト→追い風で始まるのが、すごく華やか。いきなりクライマックスのような高揚感があります。が、そこから「Delete/Enter」「If」といったダンサンブルなナンバーが続き、「アルバムはこれからだよ!」というような、引き戻される感覚があります。

一方で、「Chained」の壮大なサウンドや、ゴスペル隊を率いた「Imperfect」は、グッとくるものがありますよね。「Spell On Me」を、さらに大きいスケールで奏でた後の「Take It Easy」は、多幸感そのもの(春が来てぼくら→Simple  Simple Anecdote の法則、って言ったら分かる人もいるかも、、)。ラストは優しく締め括って、聴いた後にしばらく感慨に浸っちゃいます。

 


nerd/Kroi

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厳密にはEPなんですけど、アルバムとしてカウントしました。たった6曲ですが、あまりにもまとまりが良かったので、、、

このアルバム(EP)の核となる曲は、テレビCMにもなった「Juden」。ファンキーかつポップな、Kroiの新境地と言っても過言じゃないくらい、最高な楽曲なのですが!なのですが!敢えてここで特筆したいのは、M4〜M6の流れです。まず、4曲目の「Blueberry」は、歌のないインスト曲でして。この楽器陣のお洒落なセッションをきっかけに、1〜3曲目から雰囲気をガラッと変えます。続く「おなじだと」、「WATAGUMO」の、ローテンポでクールに聴かせるナンバーで幕を下ろす、という。たった6曲の中でも、流れで聴いて楽しいEPですね。

 


セカンド/THE KEBABS
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ロックバンドが本気を出した!6ヶ月連続リリースを経て生まれた「セカンド」は、1stとは打って変わって、「プロの音楽家が凝りに凝った」ヤバいアルバムになっています…。

3曲目に、バラード「ラビュラ」を持って来るのは意外でしたが、前半はわりと順当に進んで行きます。しかし「てんとう虫の夏」から、「何だこれ!?」みたいなのが続いていって。「ジャンケンはグー」は、シンセとかのいろんな音が入っている、楽しいダンスチューンです。が、歌詞は「俺はジャンケンでずっとグー出すぜ」ってことしか言ってないんです。

でも、よく考えたら、ケバブスってそういうバンドだったなあと思って。「歌い出して言葉が無けりゃ適当でいい」人たちだから、何の歌詞を歌おうととカッコいい。それがロックバンドだ!みたいな。そういう意思の表れたアルバムなのかな、と思いました。

 


ニュイ/パスピエ

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アルバムを出す毎に、別の方向に進化していくパスピエ。正直、前作「synonym」を超えるアルバムは出ないと思ってました。でも、今作「ニュイ」は、前作と比べてどうこう、とかじゃなく、また別の次元に行ったなあと茫然としてます、、
ドラムが打ち込みになって、バンド感というよりは、サウンドがシャープになった気がします。

「深海前夜」は、新しいサウンドに、従来のパスピエらしいメロディーを乗せて歌うオープニング曲。これから「アンダスタンディング」「ミュージック」と、配信シングル曲を並べています。このアルバム、既発曲が多いですよね。シングルで出してた曲も、配置次第で印象が変わるのが印象的です。

また、アルバム曲もそれぞれ個性があって、シングル曲に見劣り(聴き劣り?)しないんですよね。個人的には「はらりひらり」が、ニュイの象徴曲なのかなあと思っていて。ピチカートやシンセベースの音が派手に入っていて、「今回のアルバムはこういうモードなんで」っていうマインドが表れた曲だと思うんですよ。(余談ですが、この曲の終わりの上昇音、めちゃくちゃ「リンちゃんなう」のイントロじゃないですか??)

 

 

NEE/NEE

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「不革命前夜」で一躍名を広げたバンド・NEEのメジャーデビューアルバム。きっと、あっという間にアリーナ級のバンドに成長するんだろうな、って思うくらい、圧倒されました。

インスト「全校朝会」のワクワク感→「第一次世界」の繋ぎは、飛行機の離陸みたいな上昇感があって、アルバムの始まりにふさわし過ぎます。そっからの、「アウトバーン」「下僕な僕チン」は、まさに派手すぎる自己紹介なんですよね。早々4曲目にして、NEEワールドに圧倒される、いや、圧倒されるしか無いんです。中盤でも飽きること無く、「夜中の風船 Mark Ⅱ」などの目玉を投下していきます。多くのジャンルをごちゃ混ぜにしつつ、NEE色に染め上げた「因果オウホウ」は、今年いちばん聴いた曲かも知れないです、、。

でですね。このアルバムのいちばんの推しポイントが、「不革命前夜→ビリビリの〜ん」。やっぱり、有名な曲をアルバムのどこに入れるかって、すごく考えると思うんですよ。このアルバムで言ったら、「不革命前夜」ですけど、その曲目当てでアルバムを聴く人も、沢山いるだろうし。それで、今作はその「不革命前夜」の後に、「ビリビリの〜ん」という曲が置いてあって。この「ビリビリの〜ん」、だいぶクセが強くて、NEEでは新しいタイプの、挑戦的な曲だと思うんです。そんな曲を、ヒットナンバーの後ろに置くっていうのが、NEEの「一筋縄ではいかない」マインドの表れに感じて。こういうとこが好きなんだよな、ってなりました。

 


The GARDEN/the peggies

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待望のアルバムですよ!2年半以上振りのセカンドアルバム「The GARDEN」は、より多くの人に聴いて欲しいアルバムです!

前作「Hell like Heaven」は、バンドサウンドが基本のロックアルバムでした。それに対して今作は、鍵盤や弦楽器が派手に入っている曲が多く、ポップさ全開の仕様になっています。リード曲「ドラマチック」は、EDMも取り入れたダンスナンバーで、このアルバムの象徴となる楽曲であると言えるでしょう。

全10曲と短めですが、前半・中盤・後半で起承転結があって、充実した一枚だと思ってます。「ドア」「Contrast」では、ゆうほさんの弱い部分を曝け出したような、絶望や自己嫌悪を歌っていて。でも、続く「足跡」の、「僕よ僕になれ」「君よ君であれ」という歌詞は、弱い自分も肯定するんだという強さをくれる。最後は、前を向かせてくれる。そんなアルバムだと思います。
そして「スプートニク(2021)」ですよね。昔より洗練された音で再録された「スプートニク」、最高すぎます、、。ペギーズにしか出せない、切なさと明るさを持った、最高のアルバムです。

 


DIALOGUE+1/DIALOGUE+

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豪華すぎる作曲陣と、豪華すぎる演奏家たちと、豪華すぎるメンバーによる、豪華すぎるアルバム。何度聴いても感動が損なわれない、最強のアルバムだと思います。

曲間でいうと、「Sincere Grace」→「人生イージー?」、「あやふやアスタリスク」→「君の花火と夏と青」、「透明できれい」→「はじめてのかくめい!」等々、痺れる繋ぎが散りばめられています。特に、最後の4曲の流れは最高。「おもいでしりとり」の圧倒的優勝感、からの「20xxMUEの光」のハチャメチャ感。そしてクライマックスの「透明できれい」で終わりを迎えると思いきや、、デビュー曲の再録どーーん!目まぐるしく変わる情景を、全部包み込むようなラスト。気づけば、もう一度1曲目から流しています。これだから、音楽ファンをやめられないと思わせるような、今年イチの名盤!

 

 

 

おわりに
いかがだったでしょうか??
これに関しては、完全に自己満足なので、読みにくかった部分もあったかも知れません、、

でも、2021年は本当に名盤がたっくさんありましたね、、来年も楽しみです!!

ベストソング10の記事もよければ、、↓

 

それでは!

2021年下半期ベストソング10

この記事は、2021年12月にnoteで公開されたものを、はてなブログ用に再び更新したものです。内容はnoteと全く同じですが、レイアウト等ははてなブログ用に編集した部分があります。

 

こんにちは、抹茶ミントです!

最近は本格的に寒くなってきましたね、、いかがお過ごしでしょうか?
ワタシはというのも、暖房の効いた部屋で、音楽を聴いたり漫画を読んだり、ダラダラしてます。冬だから仕方ないんだ……

ところで、12月といえば!!2021年下半期の締めくくりですね!
今回は、ワタクシ抹茶ミントの独断と偏見に基づいた「2021下半期ベストソング10」の記事を書こうと思いますっ!

 

 

下半期ベストソング10

まずは「下半期ベストソング」ということで、曲単位で10曲選んでみました。

対象は、
①2021年7月31日〜12月31日にリリースされた楽曲
②ただし、「下半期ベストアルバム」に含まれる曲は除く
としてみました。

それでは早速!

 


ラブ(feat.pH-1)/indigo la End

イントロのドラムフィルイン→ピアノ→ギターで早速引き込まれて、あっというまにAメロ、サビと続いていきます。個人的に、indigo la Endは「夏夜のマジック」とか「通り恋」とか、ローテンポでじっくり聴かせる曲のイメージが強かったけど、ラップとの相性も最高でかっこいい、、冬の昼間のカラッとした日に、都会をひとりで歩きながら聴きたいような感じ、、(?)がします。

 
Change the world/Penthouse

J-WAVEの日曜昼の「TOKIO HOT 100」で知ったんだけど、いやー、めっちゃお洒落!ボーカルが2人ともパワフルで、ピアノ基調のシンプルなサウンドとの相性が最高。都会的なんだけど、のびのびとした開放感とか、懐かしさとかを感じませんか?
ところで、このPenthouseは、2019年に結成したバンドで、結成1年でV6に楽曲提供したんだそうです(!)。今後も要注目なバンドですね〜

 

 

あびばのんのん/Tempalay

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Tempalayの曲って食わず嫌いしてる人多そう…(超ド偏見)。もしそんな人がいたら、1回騙されたと思って聴いて欲しいです!
特にこの「あびばのんのん」は、口ずさみやすいポップなメロディーで、まさにクラゲのような浮遊感が気持ちいいですよね。ただ、やっぱり一筋縄じゃ行かないのがこのバンドで、2Aでアレンジが変わったり、間奏でテンポが変わったり、いちいちニクいなあ、、なんて思います。
あと、EPに入ってる「あびばのんのん(料亭Ver.)」を聴きながら鰻重を食べると、もう完全に和食屋のそれなので(和食屋のそれ)、よかったら是非やってみて下さい()

 


ブレイクアウト・ジャンキーブルースメン/Suspended 4th

youtu.beこういうゴリゴリロックのバンドは、最近はあんまり聴いてなかったんですけど、やっぱロックってかっこいいわ!心の奥底の血が騒ぐ、じゃないですけど、燃えますよね。この曲も、わりかしシンプルなロックナンバーって感じがします。ギターソロかっこいいし、ベースのスラップもかっこいい、、(さっきからかっこいいしか言ってない)

 


幽けき/崎山蒼志

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少し前のマイブームが、ストリングスとかの弦楽器が入ってる曲だったんですよ。この曲は、歌声以外は、アコギとストリングスとピアノしか鳴ってないんです。それが、すごく荘厳な雰囲気を生み出していて、一聴して感動したのを覚えています。最近の崎山蒼志の曲は、アレンジの幅がすごく広がってて、新曲を聴くたびに驚かされます、、。
特に2番前半の、ギターにピチカートが乗っかってくるところがお気に入り。

 

 

rapid lady ハレーション/LiSA

田淵智也×堀江晶太の黄金コンビ、間違いなさすぎるでしょ!「Rising Hope」や「大冒険をよろしく」などの大名曲を手がける、作曲・田淵智也、編曲・堀江晶太のタッグが、LiSAのシングル「HADASHi NO STEP」のカップリング曲に参加。Aメロ、Bメロでの転調と、落ちサビの三拍子になるアレンジが、これこれ!ってニヤニヤしちゃうおすすめポイントです(全体はcode Eなんですけど、Aメロだけcode C#に転調してます。これ、イントロ→Aメロ、Aメロ→Bメロで、E→C#C#→Eっていう風に、Bメロで元に戻ってるんですね。両方とも上がってるのに、帳尻が合ってるというのがすごいです)。

 


Just/04 Limited Sazabys

youtu.be久しぶりの新曲ですね!活休騒動のときはほんっっっとヒヤヒヤしたけど、こうしてフォーリミが戻ってきてくれて良かったです。聴いたら前向きになれるような、明るくてポップな曲は、まさにお待ちかねのものが届いた!って感じです。
好きなところは、ラスサビ前の、何て言うんですか?大サビ?「現実になった 限界の先で〜」のところ。明るいだけじゃない、切なさ?とか、絶望とかが表れているのかな、なんて思います。その絶望の先に「正解に何があろうとも手を伸ばす」と、前を向いてラスサビを迎えるのがいいです、、、
余談ですが、2番でBメロを省略する構成、めちゃくちゃ好きなんですよね…

 


まだ世界は君のもの/a flood of circle

15周年を迎えた a flood of circle のアルバム「GIFT ROCKS」に収録。キラキラして、お祝い感満載の曲です。
佐々木亮介が、フラッドが、音楽を鳴らすと、「ロックンロールだぜ!」っていう強さを感じるんだけど、この曲はそれが爆発してる気がします。田淵の、フラッドへの敬愛がすごく詰まってるんだなあ、と感じるし、逆に、MVではフラッドのユニゾンへの愛が伝わってくる。いい関係だな…
言った先から2B省略する曲出ましたね、、笑

MV↓

youtu.be

 

U/millennium parade×Belle

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恥ずかしながら、下半期唯一映画館で観た映画が「竜とそばかすの姫」なんですけど、改めて凄い曲だな、と。高揚感を煽るイントロ、中村佳穂さんの歌声が程よく噛み合って、ひとつの曲としてめちゃくちゃ好きです。ただ、映画館で爆音で聴く U は特に興奮しましたね、、。映像とも合ってたし(「空飛ぶ鯨に飛び乗って」でホントに鯨に乗ってたの、良かったです)。その「思い出補正」ポイントがでかくて、この位置に選ばせていただきました。
いやー、最初「ミレパが細田守の主題歌」って聞いて、どんな作品ができるのか見当がつかなくて。でも、蓋を開けてみれば、ミレパらしさもありながら、ポップな曲になっていて、感動しましたね、、。

 


Nihil Pip Viper / UNISON SQUARE GARDEN

1位はやっぱり外せない!ユニゾンの新曲「Nihil Pip Viper」。約1年ぶりの新曲で、飛び跳ねるような楽しいナンバーになっています。早くライブで聴きたい…(ツアー1月公演に行きます)
細かいところを書き出すと止まらなくなるのですが、まず独特な構成ですよね。2番はラップ調のCメロ?→2A→ギターソロ→2B→落ちサビ みたいな。メロディーはもちろん、歌詞は「田淵節満載」です。ニュージャージーみたいなポーズって何。
この曲、配信リリースはされてるんですけど、YouTubeには上がってないんですよね。ぜひMVを作って欲しい!

 

追記:2022年2月現在、2021下半期ベストソング10を選び直したら、けっこう入れ替わるかもしれないですね…。年を跨いで知った曲も多いし、その当時のマイブームにも左右されてるので。


番外編

ここでは、ベスト10に入れるか迷った曲を紹介しようと思ったのですが、いかんせん多すぎて全部は無理…(ていうか全部紹介したら10曲に絞った意味無い)。なので、「個人的にこれだけは聴いて欲しいニューアーティスト」の曲に限定して、3曲だけ紹介させてください!

 


マリアージュ/文藝天国

 

こういう、透明感のあるボーカルで、疾走感のある曲は、絶対刺さるんですよ…。
サビの、歌詞のあて方が好きで、「液体や気体のような関係だ」を「えきたいやきた/いのようなかんけいだ」っていう風に、小節を跨いでるんです。これが癖になるんですよね〜。あと、Bメロで音数を極端に減らして、サビで転調っていうのも、ベタだけど好きです。

 


雨のリズム/ SpendyMily

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サブスクの自動再生で流れてきて、一聴惚れしました。サウンドが超好きで、このギターと鍵盤の音の使い方が、こんなにお洒落にできるの?って思います。特にイントロ。まあ、詳しいことはわかんないですけど、雨の音みたいにひたすらに心地いいです(雨の音が心地いいかどうかは人それぞれだと思いますが…。ちなみに、ワタシは雨大好きです)。ぜひ聴いて欲しい曲です。

 


lemonade / Chilli Beans.

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周りの人がこぞってお勧めしているこのバンド、Chilli Beans.。シンプルなバンドサウンドの、聴きやすいポップな曲になっていまして。日本人のツボを押さえてるのか分からないですが、お茶の間を席巻しても全然違和感ない曲だなあ、と感じました。ボーカルさんの歌が、パワフルさもあるけどキューティーで最高。

 


おわりに

お読みいただきありがとうございました!
いかがだったでしょうか?
少しでも共感して下さったら幸いです。

「2021下半期ベストアルバム10」の記事も書いたので、良かったらそちらもご覧ください!

 

 

それでは!

 

はてなぶろぐ開設のご報告

(「はてなブログ開設のご報告」っていうはてなブログ、記事を書いてる時点で開設してるの当たり前じゃん)

 

はじめまして、或いはこんにちは。抹茶ミントです!Twitterで、同名で色々呟いている者です↓

twitter.com

この度、はてなブログを開設することにしたので、とりあえず試し書きということで。

 

というのも、わたくし抹茶ミントは、ほんの3ヶ月ほど前にnoteを始めまして。音楽の趣味が高じてnoteのアカウントを作り、そっちで数本、ライブレポートとかディスクレビューとかを書いてました。(『ライブレポートとかディスクレビュー』って、響きめちゃかっこいいっすね。そんな大層なもんじゃないです…)

ところが、思いつきで始めたnoteだったのですが、書いてるうちに楽しくなっちゃって。もう少し本格的にブログをやりたいと思うようになったんですよね。

加えて、もう少し気軽に更新出来る、日記のようなのも公開したくもなってきて。

 

そこで、文章執筆に特化したはてなブログを開設し、noteからはてなブログに移行することにしました。音楽のことについては、これからはコチラで書いていこうと思っています。

その代わりに、気軽に書ける日記や音楽以外の趣味についてはnoteでやっていきます。いつまで続くのか分かりませんが、暫くはこの2本体制でするつもりです。

 

はてなブログにはやく慣れたかったので、練習がてら数本記事を上げてみました。それらは、今までnoteで公開していた記事のうち、音楽関連のものを再編集したものです。…まあ、音楽関連の記事は全てこちらで見られるようにしたい、というただの自己満ですけど()。良かったら読んでみて下さいー!

greentea-usg.hatenablog.com

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初心者なので、不慣れな部分も多いかと思いますが、よろしくお願いします!

 

note↓

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