2022年 1〜3月 楽曲10選
どうも、抹茶ミントです。
今年は春が無いんか?ってくらい暑いね。春になったなーって思ったときに「春が来てぼくら」を聴きながら散歩でもして感傷に浸るっていうやつ、しようと思ってたんですよ。現実→「サマバケーーショーン、ホットだぜ!」
茶番はさておき、今回は2022年冬クール発表の楽曲10選です。
こういう「楽曲10選」「アルバム10選」みたいなやつは、上半期/下半期でやるつもりだったんですけど、待てませんでした。いい曲多いんだもん…。ちなみに、アルバム10選は今回はやりません(単純にそんな聴けてないからです(ぴえんの絵文字))。
では早速参るぞっ!
発明家/yuya theo
おもにchef'sのベース、クジラ夜の街等のサポートメンバーとして活動する、yuya theo。知りませんでした。たまたまTLに流れてきた「追伸」って曲を聴いて「なんじゃこりゃ!」と思い、注目し始めたのが去年の冬?くらい。この曲はMV公開と同時に聴き、衝撃を受けたのを覚えています。こういうシンプルなバンドサウンドとポップなメロディーは血が騒ぐというか、細胞が反応してる気がするんですよね(わかる?)。
「帰りの会」っていうバンドとかもそうなのですが、バンドサウンドなのに"現代感"や"新しさ"が伝わってくるんですよね。電子音楽が流行りがちな今世紀に、ギター・ベース・ドラム、キーボードもそんなに主張しないような音楽は、どうしても「古さ」「懐かしさ」をどこかで感じる気がしていて。よく「80年代を彷彿とさせるパンクサウンド」みたいな言うじゃん。言わない?偏見なのかな。
でも、この曲は(yuya theoの曲は)何故かそういう「古さ」を感じさせない。最先端の音楽を聴いているように感じるんです。たぶん、ギターの歪ませ方とか、メロディーラインとか、総じて「センスが良い」からそう思うのかなーなんて考えたりしてます。わからん。
MVも良い↓
はじまりの鐘の音が鳴り響く空/AiRBLUE
TVアニメ「CUE!」の1期のエンディングテーマ。「リアルタイムで」っていう日本語が合ってるのか分からんけど、一気見ではなく毎週アニメを見るのは久し振りです。毎週見てるアニメの曲は、やっぱり思い入れがあるよね。
ただ、アニメの思い出補正を抜きにしても、単純にこれはいい曲だと思います。ストリングスの壮大なアレンジといい、メロディー・歌詞も上品にまとまっていて、好きになるしかないじゃん、という感じ。特に、言葉が詰まっているA・Bメロに対してサビで音数を減らす、という手法がばっちりハマっていて好きです。
2期のOP、EDも良いよね…。
S.T.U.D/緑黄色社会
2022年が誇る名アルバム「Actor」収録曲。このアルバムが良かった話はアルバム10選のときに書くけど、その中でも個人的に刺さったのがこの「S.T.U.D」。バンドサウンドに加えてのブラスの音が気持ち良すぎる、、
このアルバムでは飛び抜けて"ギターロック感"の強い楽曲。ストリングスが派手に入っていたり、EDMの要素を取り入れたり、ポップに進化していく緑黄色社会も好きすぎるけど、こういうバンド感の滲む曲は細胞レベルで反応しちゃうので(デジャブ)。あと、イントロ?間奏?のリフでセブンスになるの、完全に田淵Pの"それ"でしたね
魅力的なのはその歌詞もで、
流れた滴に
生まれた理由の味がした
って、あまりにもいいフレーズじゃないですか?
コメディなヒーローになれたなら/Van de shop
今回の大本命。これを紹介するためにこの記事を書いたと言ったら過言。さすがに。ですが、冬クールいちばん聴いたのはぶっちぎりでこの曲だと思います。
Van de shopは、ボカロP・蜂屋ななし改め栗山夕璃の率いる3ピースバンド。「コメディなヒーローになれたなら」は、King Gnu「BOY」を彷彿とさせるキラキラしたポップアンセム、という印象を受けます。ハイテンポで目まぐるしく変わるメロディー、ホーンとコーラスで華やかに彩られたサウンド、前向きでいて少し泣きそうになるような歌詞。3分25秒に詰め込まれた華やかな音楽が、美しすぎるんですよ!
言いたいことは沢山あるけど語彙力が無いので書けません。とりあえずみんな聴いて!
ジャケットも好き↓
すーぱーだーりー/夏川椎菜
名曲揃いのアルバム「コンポジット」の中で、これと「クラクトリトルプライド」が特に好き。後者は昨年リリースのため、今回紹介するのは「すーぱーだーりー」になります。
夏川椎菜さんを知ったのは最近ですが、吐き捨てるような(?)歌い方や楽曲の感じからはクールな印象を受けてた。褒めてます。でも、この曲は珍しくポップでキューティーな雰囲気を感じます。キュートというか、サウンド・メロディーは可愛いんだけど、夏川さんの少し気怠そうな歌い方によって"ただ可愛いだけの曲"にさせてない気がしていて。その、甘いけどちょっとビター、みたいな絶妙な温度感がすごく気に入りました。
Blue Thermal/SHE'S
映画まだ観れてないんですけど、もう終わってるんですかね?いつか絶対観たいです。映画「ブルーサーマル」主題歌のこの曲は、そのストーリー通り"空"や"羽"といった歌詞が印象的です。
この話何回もしてるかもしれないけど、オーケストラとロックの融合という面で、ひとつの完成形がSHE'Sだと思うんですよね。バンドというフォーマットの中でギターやドラムも主張しつつ、オーケストラの壮大なインストが幻想的な雰囲気をもたらす。大音量で聴いたら感動すること間違いないですよね…映画館で観たい…(結局映画の話に回帰する)。
笑って透明人間/小林私
小林私のアルバムも良かったのよ…。同一アーティストから2曲は避けたかったので、アルバム収録のもう一曲と迷って、こっちにしました。
アレンジに「ずっと真夜中でいいのに。」っぽさを覚えた人も多いんじゃないかな?ストリングスの効いたダンサンブルなサウンドに、唯一無二な小林私の声が重なり、私の好みにドンピシャでした。シャレオツな歌い出しを裏切ってテンポアップするのも、「やられたー」って感情すら抱きますね…。
ちな、散々迷ったもう一曲とは「冬、頬の綻び、浮遊する祈り」です↓
はじまりのセツナ/蝋梅学園中等部1年3組
明日ちゃん、7話くらいまでしか見てないのに新クール始まってるの不思議だなぁ(怠惰)。
明るさと切なさが混在する、青春の儚さや美しさを存分に感じられる曲。アニソンのど真ん中を突くようなストレートな曲で、他の曲と似通ってもおかしくないのに、なぜか聴くたびに感動する「唯一無二の良さ」があるんですよね。作詞作曲の杉山勝彦氏は、乃木坂46の「ごめんねFingers crossed」等、幅広いアイドルソング/アニメソング手掛けておられるそう。納得。そういえば同じく杉山作品の、明日ちゃん挿入歌「hem」も好きです。
燦々と降り積もる夜は/秋山黄色
秋山黄色の新境地を体現する曲!
ピアノの音が印象的で、少し切なさも感じます。小説のような歌詞と美しいメロディーは今までにない感覚。アルバムで、見て呉れ→ナイトダンサーの流れを受けてのこの曲でポップ爆発するのも良。
僕は僕なりに進むのさ
「らしく」なんてのはまだ先ですがいいのさ
秋山黄色らしい、ハッとするような歌詞ですよね…。
DINDON/NEE
昨年9月のメジャーデビュー以降、幅が広がり続けてるな、と。捻くれ者バンドがこんな極上のポップサウンドを鳴らして、良くない訳無いじゃんという感想です。まどろっこしいけど、要するにポップ最強って話。
これに関しては、"いつも捻くれているバンド「なのに」今回はポップでキャッチーな曲"、では無くて、"捻くれバンド「だからこそ」鳴らせる最強のポップソング"な気がするんですよね(伝われ)。だからとりわけ刺さったのかもしれないです。
終わり〜
相変わらず名曲揃いでしたが、春クールはこれを超えてきそうなんですよね…。10曲に収まるかどうか、、
それでは!